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2012年4月6日のブックマーク (9件)

  • 鴻海とシャープ:液晶の未来

    (英エコノミスト誌 2012年3月31日号) 急成長を遂げる台湾の電機大手が業績不振の日の電機大手の一部を取得する。 台湾には、著名ブランドを持つ企業のために電子機器や部品を生産する、多くの人が聞いたこともない無名企業が集積している。そうした著名ブランド企業の1社であるアップルの圧倒的な成功により、台湾の無名サプライヤーの1社で、すべての「iPad(アイパッド)」と大半の「iPhone(アイフォーン)」を組み立てている鴻海精密工業は他社ほど無名ではなくなった。 フォックスコンとしても知られる鴻海は3月27日、業績不振の日の家電メーカー、シャープの株式の約10%を669億円(8億800万米ドル)で取得することに合意した。鴻海の郭台銘会長は他の投資家とともにほぼ同額を出し、大型液晶ディスプレイ(LCD)パネルを生産する堺工場のシャープの持ち株93%の半分を買い取る。 日産業の衰退と中国

  • 中国の不均衡是正に「万歳二唱」 対外黒字の縮小を手放しで喜べない理由

    (2012年4月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 中国経済は変わりつつある。実際、筆者が2週間ほど前に論じたように(「中国経済に垂れ込める暗雲を吹き飛ばす方法」)、中国経済は変わらなければならない。明るい材料は、対外的な不均衡是正の大きさだ。悪い材料は、それが国内の不均衡拡大という代償を伴っていることだ。 中国の国際収支は、ジェットコースターのように激しく上下してきた。経常黒字は2003年から2007年にかけて、国内総生産(GDP)比2.8%から10.1%に増加した。その後、黒字は急減し、2011年にはGDP比2.9%まで落ち込んだ。同じ時期にGDPに対する輸出と輸入の割合は爆発的に高まった後、再び低下した。 数々のショックの後では妥当と言えなくなった理論 正統派の理論では、経常収支の黒字と赤字の水準は、貯蓄と投資の自発的な決定を反映する。中国のような貯蓄超過の国は資を輸出する一方

  • 社説:中国の資本勘定の改革

    中国政府は「レームダック」になるどころか、積極的になったようだ。重大な指導部交代まであと数カ月という時に、中国政府は国の資勘定を開放する計画を加速させた。 政府の措置はまだ概ね象徴的なものだ。だが、一連の措置は改革派の計画が少なくとも確たる検討議題であることを示している。 直近の対策は、適格外国機関投資家(QFII)制度と呼ばれるものに関係している。選ばれた一定数の金融機関に中国の資市場への投資を認める制度で、新たな規則では、外国の資産運用会社に認められた合計の投資枠を500億ドル拡大し、全体で800億ドルとする。 中国政府の観点からすると、この措置は管理可能であると同時に無害だ。外国機関は中国の浮動株の時価総額の1%を占めるにすぎない。より多くの資金を流入させたところで、2007年の最高値から62%下落し、低迷が続く上海総合指数に害を及ぼすことはない。 今回の措置は単独で分析すべきで

  • 海外留学に殺到する中国人、価値観の変化の契機に

    (2012年4月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ドゥ・ジンシウさんはまだ16歳だが、自分が何を望んでいるのか、はっきり分かっている。中国の高校を卒業した後に海外の大学に進学することだ。 「ウォートン経営大学院で保険数理学を勉強するつもりです」とジンシウさんは言う。彼女は海外留学希望者向けに石家庄市第42中学校(日の高校に相当)が創設した特別クラスに在籍する30人の生徒の1人だ。同級生のジアオ・ボーウェンさんはロサンゼルスの映画学校を目指しており、リ・インさんは小説の『高慢と偏見』が大好きなため、英国で勉強することを決意している。 共産党指導部の迷いをよそに、2年間で62万人が海外留学 中国共産党は来る指導部交代で、高等教育が悪とされ、西側諸国との交流が絶たれていた文化大革命の最中に育った世代に権限を移譲する準備を進めている。 ところが今、党の最高指導部が改革路線を継続するかどうか

  • スペイン政府:再度ユーロ危機の最前線に

    (英エコノミスト誌 2012年3月31日号) スペインが再びユーロ危機の最前線にいる。 在職期間が100日を経過し、スペインのマリアノ・ラホイ首相のハネムーンは終わった。ラホイ首相は重要な地方選挙で敗北した。国債利回りは再びジリジリと上昇している。 3月29日には、不満を抱くスペインの労働者が政府の改革と緊縮財政に抗議するためにゼネストを行う予定になっていた。ユーロ圏第4位の経済大国であるスペインは、再びユーロ圏最大の頭痛の種になっている。 ラホイ首相率いる中道右派の国民党は3月25日、世論調査の予想を裏切り、スペイン最大の自治州であるアンダルシア州の主導権を社会労働党から奪うことができなかった。 この結果が国民党にとって痛手なのは、単に大きな獲物を逃したからだけではない。アンダルシア州の選挙結果は、憤慨し、不安を抱く有権者が、4カ月足らず前に発足した政府への信頼を失いつつあることも暗示し

  • モンティ首相のハネムーンの終わり 緊縮策の痛みが広がり、試練の時に突入

    (2012年4月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) マリオ・モンティ首相がイタリアの信頼回復を図る、望みの持てるアジア歴訪から帰国するが、同首相率いる実務家内閣は、国内ではハネムーンが終わり、首相にとって最も厳しい政治的な試練が始まることを認識している。 左派系労働組合や中道左派の民主党の反対に遭い、論議となっている首相の労働改革法案は4日にまとめられ、議会に提出される見込みだ。選挙の洗礼を受けていないモンティ政権の生き残りは議会での党派を超えた支持に懸かっている。 国民生活に影響が出始め、労組などが改革に反発 シルビオ・ベルルスコーニ前首相(右)の後を継ぎ、国民に大歓迎されたマリオ・モンティ新首相(左)だが、就任100日間のハネムーンは終わりを迎えた〔AFPBB News〕 「ハネムーンは実に素晴らしい100日間だった」。ある政府高官は匿名を条件にこう語った。「国民はシルビオ・ベルル

  • 日本企業のアウトバウンドM&Aの増加 英EIU報告書(4):終わりに | JBpress (ジェイビープレス)

    企業の買収や売却には数字や法律、会計などの要素がつきものだ。だがM&Aほど人的要素が重要となる行為はビジネスの世界でも数少ないだろう。海外で買収を行う際に日企業が陥りがちな罠のほとんどは、M&Aに伴う人的要素に対する理解不足から生じることが多い。 M&Aの人的側面が重要だとすると、文化や組織といった問題も買収に劇的なインパクトを与えることになる。こういった点を考慮すれば、クロスボーダーM&Aの実行に際して日企業が直面するチャレンジはきわめて大きいものだといえるだろう。なぜなら、日の企業文化はクロスボーダーM&Aを行うに際して、メリットというよりは足かせになるからだ。 長期的に考えれば、日企業が持つ文化的資質はプラス要素となる可能性もある。大陽日酸の松枝氏は「雇用安定や、トレーニングをつうじて長期的視野で従業員の教育を重視する(日企業の)傾向、つまり人間に重きを置く企業文化は、特に

    日本企業のアウトバウンドM&Aの増加 英EIU報告書(4):終わりに | JBpress (ジェイビープレス)
  • いつまで回ってるの!?釣り輪が楽しくてしかたない犬(動画) : らばQ

    いつまで回ってるの!?釣り輪が楽しくてしかたない犬(動画) ビーチに設置された釣り輪が、大好きでたまらない犬がいました。 尋常じゃないほどの熱狂ぶりをご覧ください。 Gymnast Dog Loves The Rings - YouTube 自力では届かないのに、必死にらいつこうとしているところから始まり、抱えてもらってからは、ひたすら回り続けます。 ぐるぐるぐる……。 いつまでまわってるの!歯が折れちゃうんじゃないか心配するほどの勢いですよね。 前世は体操選手だったのでしょうか。 スクライド オルタレイション QUAN (初回限定版) [Blu-ray]バンダイビジュアル 売り上げランキング: 4 位 Amazon.co.jp で詳細を見る 関連記事犬がテニスボールを3つ同時にくわえると、こんな顔になる(動画)「気をつけて!犬と一緒に寝るとこうなるんだ」犬2匹 「ボクたち泥の中になんて

    いつまで回ってるの!?釣り輪が楽しくてしかたない犬(動画) : らばQ
    oyoyom
    oyoyom 2012/04/06
  • なぜ、今『失敗の本質』なのか? これから読むための7つのヒント【書籍オンライン編集部セレクション】

    1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部、京都大学経営管理大学院(修士)卒業。 大学卒業後、貿易商社にてカナダ・オーストラリアの資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、負ける組織と勝てる組織の違いを追究しながら、失敗の構造から新たなイノベーションのヒントを探ることをライフワークとしている。わかりやすく解説する講演、研修は好評を博しており、顧問先にはオリコン顧客満足度ランキングで1位を獲得した企業や、特定業界での国内シェアNo.1企業など多数。主な著書に『「超」入門 失敗の質』『「超」入門 学問のすすめ』『戦略の教室』『戦略は歴史から学べ』『実践版 孫子の兵法』『実践版 三国志』『最強のリーダー育成書 君主論』『3000年の英知に学ぶリーダーの教科書』などがある。 「超」入門 失敗の質――日軍と現代日に共通する23の組織

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