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2012年5月14日のブックマーク (5件)

  • ユーロ危機:欧州のアキレス腱

    (英エコノミスト誌 2012年5月12日号) ギリシャ離脱のリスクが高まる中、ユーロ圏はいまだ、単一通貨そのものを救う課題と向き合っていない。 ユーロ危機が小康状態を保っていたのは、ほんの数カ月だけだった。ギリシャへの1300億ユーロ(1690億ドル)の第2次支援が決まり、2011年12月にはユーロ圏首脳が財政協定に合意し、欧州中央銀行(ECB)が1兆ユーロの低利長期融資を行ったにもかかわらず、再び悪夢が蘇ってきた。 欧州が、迫り来る厳しい試練に対していまだこれほど準備不足だというのは、なんとも気が滅入る話だ。 ギリシャ離脱という悪夢 残された時間は少ない。フランスでは、有権者が次期大統領フランソワ・オランド氏に対して、追い落とされた現職のニコラ・サルコジ氏とドイツのアンゲラ・メルケル首相が定めた「緊縮」コースを変え、成長を重視する権限を与えた。 メルケル首相は財政協定を変えるつもりはない

    oyoyom
    oyoyom 2012/05/14
  • 欧州から脱落しゆくギリシャ EUやIMFにはノーと言えるが、緊縮からは逃れられない

    ギリシャでは連立交渉が不調に終わり、カロロス・パプリアス大統領(右)が直接、各党との交渉に乗り出すことになった〔AFPBB News〕 ギリシャの国民は緊縮財政を拒絶した。腐敗した政界既成勢力を追放したことでギリシャ国民を責めることは到底できない。外国の債権国・機関がギリシャに与えた経済の処方箋が驚くほど厳しいことについても、議論の余地はない。 問題は、怒りは政策ではないということだ。何度ギリシャが緊縮に反対票を投じようと、緊縮は避けられないのだ。 ギリシャは債権者に押し付けられた恐慌というスキュラと、一方的な債務返済拒否とユーロ圏離脱の大混乱というカリュブディスの間に挟まれ、進退窮まっている。 5月6日の選挙では、有権者の3分の2以上が、第2次支援の代償として欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)がギリシャに課した歳出削減や増税、構造改革に反対する政党を支持した。ところが同じ3分の2以

  • 中国の自動車メーカー:セカンドギアのまま

    (英エコノミスト誌 2012年5月5日号) 中国は一体いつになったら、誰もが乗りたいと思う自動車ブランドを生み出すのだろうか? 北京から車で3時間ほどの場所にある天津に、長城汽車の新しい組み立て工場がある。工場の外壁に掛けられた横断幕には、「毎日少しずつ進歩する」という長城汽車のモットーが謳われている。 工場内では、いたるところに掲げられた看板が、従業員に「トヨタ生産システムの精神」から学ぶよう促している。機械の方が従業員よりも数が多いように見える。何しろ中国沿岸部では、労働力はもう安くない。 まるで逃亡を止めるかのように金属製の籠に閉じ込められた巨大な溶接ロボット群が絶えず音を立てて動き、横に並ぶ人間の溶接工をひ弱に見せている。 天津工場は最終的に年間100万台の車を生産する予定で、長城汽車の拠地、河北省にある3工場の生産能力(年間50万台)を一気に増加させる。同社は中国で事業を手がけ

  • 自発的な「金融抑圧」でマゾヒズムの時代の到来 不利な金利でも国債を買うしかない?

    (2012年5月11日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 今からちょうど1年前、経済学者のカーメン・ラインハート氏とベレン・スブランシア氏は、「金融抑圧」に関する国際通貨基金(IMF)の革新的な論文を執筆した。当初、多くの西側の投資家は論文を見て、ポカンとした。 というのも、こうした「抑圧」は近年、新興市場で幅広く議論されてきたが、米国では多くの人が、この暗い響きのある言葉が何を意味するのか知らなかったからだ(答えを言えば、「金融抑圧」とは、投資家が好ましくない金利、つまり現行のインフレ水準を下回る金利で債券を購入せざるを得ないと感じる状況を政府が作り出し、国の債務を減らす助けをすること)。 ユーロ圏や米国にも広がる金融抑圧 時代は変わるものだ。あれから1年経った今、「抑圧」という言葉は、西側諸国で開かれる投資家の会合で飛び交っている。 無理もない。ユーロ圏では、スペインやアイルランドのよ

  • 緑が波打っている…チェコ共和国「モラヴィア」に広がる絶景いろいろ : らばQ

    緑が波打っている…チェコ共和国「モラヴィア」に広がる絶景いろいろ チェコ共和国の東部に位置するモラヴィアは、なだらかで肥沃な丘陵地帯となっており、草原やブドウ畑、果樹園などが広がっているそうです。 まるで緑の大海原のようなモラヴィアの絶景をご覧ください。 1. モラヴィアの中心都市はブルノで、チェコ共和国第2の都市。 2. そこから離れた丘陵地には、まるで緑の地面が波打っているような景観が広がっています。 3. 畑や草原の間に建つ住宅地。 4. 目がくらみそうなグラデーション。 5. 踏みしめたくなる緑色のじゅうたん。 6. おとぎの国みたいですね。 7. 走り抜ける車。 8. 緑と茶色のコントラスト。 9. 生命力あふれる緑の季節は、元気をもらえそうです。 チェコはプラハなどの都市の美しさも格別ですが、自然も一度は見ておきたい素晴らしさがありますね。 写真はポーランド人の写真家、Kedr

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