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2013年8月2日のブックマーク (7件)

  • さようなら、「電子書籍」

  • 中国の台頭に便乗する恩恵とリスク 減速する中国、果てしない需要に賭けた中南米諸国は今・・・

    (2013年8月1日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 世界中で中南米諸国ほど中国の台頭から大きな恩恵を受けてきた地域はほとんどない。1990年時点では、中国は中南米の輸出先リストで17位という低い位置を占めていた。2011年には、ブラジル、チリ、ペルーにとって最大の輸出市場になっており、アルゼンチン、キューバ、ウルグアイ、コロンビア、ベネズエラにとって第2位の輸出先になっていた。 その間、中国との年間貿易額は、ごく平凡な80億ドルから掛け替えのない規模の2300億ドルまで増加した。中国指導部は、2017年には年間貿易額が4000億ドルに達すると予想している。 急拡大した貿易、発音しやすければ「Chatinamerica」と呼ばれた? 中南米諸国は中国向けに建設資材をはじめ、様々な原材料、農産物を供給している〔AFPBB News〕 中国が巨大な都市を建設し、高速道路網や鉄道網を整備し、ど

  • 戦略転換で盛り返すEADS エンダースCEOに聞く事業再編と社名変更の狙い

    (2013年8月1日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 欧州航空宇宙大手EADSでは、庭師でさえ、トム・エンダース氏の異常に活発な経営から逃れることはできない。元ドイツ軍落下傘兵のエンダース氏がEADSの最高経営責任者(CEO)に就いてからの1年は、活発な動きが続くジェットコースターのようだった。 EADSがグループで最も成功しているブランドにちなんで社名をエアバスに変えようとしている今、ミュンヘンの事業所の入り口でEADSという文字をきれいに描く生け垣は植え直さねばならない。 英BAEシステムズとの合併破談から巻き返し EADSは最も成功している主要子会社にちなんで、社名を「エアバス・グループ」に変更する〔AFPBB News〕 「従業員がそれで私を罵っているかどうかは知らないが、『トム、あなたと一緒だと退屈しませんよ』と言っている」。エンダース氏は7月31日にこう語った。 同氏は少数の

  • 食習慣はどれだけ変わったのか:食卓の英国人

    (英エコノミスト誌 2013年7月27日号) 英国は電子レンジ愛用者とテイクアウト好きの国になった。だが、驚くほど社交的な国だ。 マンチェスターのような都市に住む多くの若い女性は、お金を稼ぐためにあまりに長い時間を家の外で過ごすため、決して料理を覚えない。時として、その家族はろくなものもべられず、生きていくのがやっとだ。またある時は、夫が家事を一手に引き受けざるを得ない――。 これは実業家で共産主義者のフリードリヒ・エンゲルスが1845年に書いた言葉だ。だが不平不満は数十年経ってもあまり変わっていない。 TVディナー大国、調理済みの半熟卵も登場 今年1月、英国の保健担当相のアナ・スーブリ氏はTVディナーの文化を非難し、それが家庭生活を蝕んでいると述べた。有名シェフたちは、家族でサンデーローストをべるという消えゆく伝統を復活させようとキャンペーン活動を繰り広げている。 この7月、業界誌の

  • インドネシアの若者の間で日本語学習が大人気

    (2013年7月31日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) リクホ・シヌラトさんはインドネシアの高校で日語を学んだ。「ドラゴンボール」「ONE PIECE」といったベストセラー漫画のファンだったからだが、大学進学後も勉強を続けたのは、もっと平凡な理由からだった。 「大学ではフランス語をやりたかったんです。ところが両親から、インドネシアには日の企業の方がはるかに多く進出していると言われ、それで日語に変えたんです」。そう語る23歳のシヌラトさんは現在、日のニッケルメーカー、大平洋金属のジャカルタ事務所で働いている。 日語を学ぶ高校生の数は世界一 日の若者文化の人気、そして日企業による投資の回復を背景に、インドネシアでは日語を学ぶ若者の数が記録的な水準に増えている。 政府系の文化振興団体、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)によれば、日語を勉強する高校生の数でインドネシアの

  • 米国のシェール革命で原油デリバティブに異変

    (2013年7月31日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 米国のシェール革命は世界の原油取引の様子を変えていく一方で、デリバティブ(金融派生商品)市場でも大きな変化を引き起こし、ひいては米国のシェールオイル生産業者の経営にも悪影響を及ぼしている。 米国内での原油生産拡大の立役者であるこれらの生産業者は、売り上げを確定するために生産前に売り渡す原油の割合を増やしている。そのため原油先物価格に下落圧力が加わっており、シェールオイル生産業者は重要なヘッジ契約を結ぶのが難しくなっている。 米国のシェールオイル油田としては最大の生産量を誇るバッケン油田(ノースダコタ州)では、原油の生産量が2011年の年初に比べて3倍近くに増えている。一方、指標とされるウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物を見ると、受け渡しが3年先の期先物の価格は同じ時期に大きく下落。2011年の4月と5月には1

  • 夏場に揺らぐ市場:8月のメルトダウンはあるか?

    (英エコノミスト誌 2013年7月27日号) 市場は再び夏場に大揺れする可能性がある。 8月は過去に多くの危機を見届けてきた〔AFPBB News〕 8月半ばには気をつけた方がいい。(特に欧州では)休暇と長い週末休みに関係した月にしては、8月は数多くの金融危機を経験してきた。 1993年8月には欧州為替相場メカニズム(ERM)が崩壊した。1998年8月には、ロシアが通貨ルーブルを切り下げ、一部債務をデフォルト(債務不履行)した。 2007年8月には信用収縮が初めてメディアの見出しを飾った。米国がトリプルA格付けを失い、ユーロ危機が激しさを増した2011年8月は、株式市場が再び動揺した。 この中には、偶然の一致もある。だが、なぜ8月に急激な価格変動が生じることがあるのかを説明するもっともらしい理由がある。ヨーロッパ人は、蒸し暑くて気持ちの悪い都心を避けるため海辺に向かう。普段はオフィスに顔を