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2014年5月1日のブックマーク (3件)

  • 中国人民元の国際化:本当に米ドルに挑めるのか?:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年4月26日号) 国際的な地位を目指す中国人民元の絶え間ない動きは、危険な企てだ。 中国国外では最近、毛沢東は時代遅れな存在で、革命の英雄としてよりも専制君主として記憶されている。しかし、紙幣にその肖像画が印刷されている中国人民元は、海外で前進している。 香港では、一部のATM(現金自動預け払い機)が「レッドバック」として知られる人民元を扱っている。モンゴルでは、流通している現金の6割が中国通貨だと見られている。 人民元の格的な国際化は2009年に始まったばかりだが、今では世界で7番目によく使われる通貨となり、1年前の13位から大きく順位を上げた。 多くの中国人は、世界最大の貿易国である中国が数年後に世界最大の経済国にもなった時には、中国通貨はその地位に見合うよう、米ドルが享受してきた国際通貨体制における支配的地位に挑戦する準備が整うと期待している。彼らは恐ら

    中国人民元の国際化:本当に米ドルに挑めるのか?:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 停滞する世界経済に命を吹き込む方法 過剰供給と低金利が相まって、景気が腰折れする恐れ:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年4月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 実質金利がこれほど低いのは一体なぜなのだろう。この低金利はまだしばらく続くのだろうか。もしそうなら――実際そうなる可能性はありそうだ――、その影響は大きなものになるだろう。資金の借り手には良い話だが、貸し手には悪い話であり、特に世界経済の需要の活気にとっては心配な事態が予想される。 国際通貨基金(IMF)による最新の「世界経済見通し(WEO)」には、世界の実質金利に関する非常に興味深い議論が収められている。その最も重要なポイントは以下の通りだ。 世界的に低い実質金利をどう解釈するか 第1に、グローバル化は金融も統合した。かつては、実質金利は国によって大きく異なっていたが、今やそうではない。どの国の金利も同じ事象に反応しているからだ。 第2に、実質金利――つまり、インフレ調整後の金利――は1980年代からずっと低下している。今では期間

  • 後退するドイツの改革:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年4月26日号) アンゲラ・メルケル氏は近隣諸国に成長志向の改革を説いているが、自国では成長を抑制する政策を実施している。 アンゲラ・メルケル首相には、問題を抱えたユーロ圏諸国に捧げるお気に入りの持論がある。ドイツを真似ればいい、というものだ。昨年の秋には「我々がやったことは、誰にでもできる」と述べた。 首相の分析に従えば、今から15年前、ドイツは欧州の病人として広く認識されていたが、その後、財政緊縮に踏み切り、人件費を削減、構造改革を受け入れ、ドイツを力強い経済大国に変えた、というわけだ。 ドイツとユーロ圏南部の国々との格差は確かに大きい。ドイツ経済は、南欧の大半の国より速いスピードで成長を遂げている。ドイツの若年失業率が20年ぶりの低水準で推移しているのに対し、スペインとギリシャのそれは依然として記録的な高さだ。また、フランス、イタリア、スペインがブリュッセ

    後退するドイツの改革:JBpress(日本ビジネスプレス)