12月20 川名壮志『密着 最高裁のしごと』(岩波新書) 8点 カテゴリ:政治・経済8点 最高裁の仕組みと、近年の最高裁の変化についての大事なポイントを、実際の最高裁の判決に即しながら読み解いてみせた好著。ある程度硬い本を読み慣れている身からすると、噛み砕きすぎていると感じる部分もあるのですが、易しい内容ながらもその分析は深いところまで届いていると思います。 著者は、佐世保で小6女児が同級生に殺害された事件のその後を描いた『謝るなら、いつでもおいで』を書いた毎日新聞の記者。『謝るなら、いつでもおいで』は未読ながらその評判は聞いていましたが、やはり力のある書き手ですね。 目次は以下の通り。 第1部 家族のあり方を最高裁がデザインする(民事編) 第1章 わが子と思いきや赤の他人だった ―親子関係不存在確認訴訟でみる最高裁のしくみ 第2章 夫は「主人」ではない 妻のアイデンティティ ―夫婦別姓に
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