金正恩(キム・ジョンウン)はすでに中世の暴君のように北朝鮮を支配しているが、彼の直近の奇行は実際に時間を戻そうとするものだ。「卑劣な日本の帝国主義者」に対する勝利の70周年を記念し、平壌(ピョンヤン)の大物は、北朝鮮は日本が朝鮮半島を占領していた時代に押し付けたタイムゾーン(時間帯)を拒絶するために時計の針を30分間遅らせると宣言した。 エキセントリックかもしれないが、支配者たちが権力を誇示するためにタイムゾーンを変えてきた歴史がある。 そのような決断が本物の威信を制度化するのであれば、それは巧みに見えるが、威信の代わりになるのだとすれば、剣呑だったりばかげていたりする。 新技術によって誕生し、気まぐれで形作られてきた時間 タイムゾーンは新たな技術によって強いられたものだが、政治家の気まぐれによって形作られてきた。タイムゾーンが生まれたのは、太陽によって定められた農業の鼓動が工業の単調なリ
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