2024年1月22日のブックマーク (2件)

  • 長有紀枝 人道問題を考えるサイト

    赤十字組織にとって独立原則とは何を意味するのだろう。次に、赤十字組織にとって、また混迷の時代を生きる現代の私たちにとって独立原則が意味するところ、問いかけることを、ジェノサイド予防を研究する立場から、考えてみたい。 筆者は実務家として、日のNGOの立場から人道支援や地雷対策にかかわってきた。他方、研究者としては、ジェノサイド(集団殺害)発生のメカニズムや予防、国際人道法の違反行為、国際刑事裁判などを専門領域としている。 難民を助ける会の駐在員として旧ユーゴスラヴィア地域に滞在していた1995年7月、3民族による三つ巴の戦いとなっていたボスニア・ヘルツェゴヴィナの東部スレブレニツァにおいて、第二次世界大戦後の欧州で最悪の虐殺と言われる、ジェノサイドが発生した。 筆者は発生当時、現場近くにおり、またその首謀者であり、現在は、旧ユーゴスラヴィア国際刑事裁判所にて第一審公判中のラトゥコ・ムラジッ

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    ozeoze 2024/01/22
  • 長有紀枝 人道問題を考えるサイト

    赤十字国際委員会(ICRC)の創立以来、その活動の歴史とともに培われてきた赤十字の基原則を、改めて、そして初めて系統立てて体系的にまとめたのは国際法学者であり、後のICRC副委員長ジャン・ピクテ(Jean Pictet)(注)ジャン・ピクテ(1914-2002)は、1937年に法務官としてICRCに入職。以来、ジュネーブ諸条約の改定に取り掛かる。第2次世界大戦中、ICRCの幹部の一人となり、大戦中のICRCの活動の総合調整の責任を負った。1946年総務部長。1967年ICRC委員。1971年から79年までICRC副委員長。法学博士。である。 当時、法律問題を取扱う総務部の部長であったピクテは『国際赤十字雑誌』1955年8月号から1年、12回にわたり「赤十字の諸原則」と題するフランス語の論文を連載した(注)Jean S.Pictet: Les principles de la Croix-

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    ozeoze 2024/01/22