古くはWinMXやWinny等のファイル共有ソフトウェアのエキスパートとして、最近ではベストセラーである自著『Twitter社会論』のiPhone/iPad版を東日本大震災の復興支援として期間限定無料としたことで話題になったソーシャルメディアのエキスパート、津田大介氏入魂の一作、『ウェブで政治を動かす!』。 読後にまず感じたのは、この作品が非常に「中立」の立場を維持している、という事実。文中には取材を受けた政治家や官僚が多々登場するのだが、そのチョイスに不平等感をほとんど感じない。言い回し等のニュアンスに誤解が生じるような表現もほとんどなく、各者の意見をきちんと意見として読むことができる。「政治」という非常に取り扱いの難しい題材を扱った本で、ここまで透明性を保てているのは単純にすごい。 この作品には、実際に「ウェブで政治が動いた」事例が、国内外を問わず多方面から取り上げられている。有名なと
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