まもなく東京都議会議員選挙を迎える。 ただの地方選挙ではない。予算規模は13兆円という国家並みの金額で、これはカナダやスウェーデンのそれに匹敵する。都内総生産は約94兆円ほどで、もうずっと世界一を誇っている。まさしく世界有数の都市の選挙なのだ。 投票に行くためには、候補者を選ばなければならない。マニフェストを検索して、ひとつ気がついたことがあった。 どれも、僕らの世代が無視されている。 どういうことか。 各党のマニフェストは、いずれも「もっと輝ける東京へ」のような謳い文句から始まり、豊洲市場移転問題、東京オリンピック・パラリンピック、受動喫煙防止、待機児童問題、私立高校無償化、働き方改革で終わる、といったところだ。 正直、ガッカリだった。 僕たちへの政策が見当たらないのだ。 子育て前、これから社会へ出る若者たちや、社会へ出たばかりのこれからの人々へのメッセージが明確に欠けている。 私立高校