日本では1990年代以降、インターネットの普及に伴ってネット右翼と呼ばれる人々の発言が流布し、その後も「在特会」による過激なヘイトスピーチなどの活動が起こるなど、中高年を中心に依然として反韓・嫌韓思想が支持されている。アメリカでは、2020年に始まったコロナウイルス感染症のパンデミックに伴ってアジア人へのヘイトクライムがより深刻化した。しかしその反面、K-POPをはじめとする韓国カルチャーの世界的な流行も目覚ましい。NETFLIXオリジナル『梨泰院クラス』『イカゲーム』といったドラマはロックダウン・ステイホーム期間中に世界中で一つの共通言語となり、BTS(防弾少年団)の楽曲『dynamite』は2020年に米ビルボードシングルチャート1位という快挙を成し遂げた。これらのコンテンツに留まらず、YouTube上でのモッパン(韓国語で食べる+放送を意味する言葉)や、美容とアイドルらしいメイクを叶