2013-12-24 土人の国のクリスマス 地方には様々な人間がいる。よく見かけるのが髪を茶色く染めて赤ん坊を連れた若いカップルだ。母親はだいたいヒョウ柄の何かを着用している。ブーツだったりタイツだったり様々だ。この地方ではなぜかヒョウ柄が流行しているらしい。父親のほうはどうかと言えば、背中に金色の龍の刺繍をあしらった合成皮のジャンパーなどを着用し、しばしば奇声をあげながら道端でしゃがんで煙草を吸っている。こうした光景の愉快さはネットの現状と奇妙なまでに類似しており、これからこの社会がどこへ向かおうとしているのか示唆してくれる。原始的な衝動を制御できないひとびとがこれからも増え続ける。かれらはそもそも避妊具の存在を知らないのであって地元の産婦人科によるとこのあたりは古い性病が蔓延しているそうだ。 まったく面白い世の中になったものである。東京にいたらこうした地方の現状を目の当たりにすること