はじめに 令和元年の台風19号の被害が凄いことになっていますが、様々な河川の氾濫が報道されています。気候変動の影響があり、今回のような規模の水害は想定できなかったという意見も聞こえてきますが、本当にそうなのかと素人ながら疑問に思っていました。というのも、堤防を作る際に、異常降水を外れ値とみなして削除して計算しているということも耳にしたからです。 そんなわけで、今回は異常値を外れ値とはみなさない極値理論を用いて、今回の氾濫が推定できたのか検証してみました。 <やったこと> PythonのBeautiful Soupを使ったスクレイピング RのAmeliaを使った多重代入法による時系列分析の欠損値補完 RのismevとextRemesを使った極値理論解析 <環境> Windows Subsystem for Linux Ubuntu 18.04 Python 3.6 R 3.6.0 極値理論と