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ブックマーク / www.technologyreview.jp (8)

  • 子どもの学習方法に着想、データ効率を高める機械学習の新アプローチ

    深層学習では、機械学習モデルの正確さを高めるには訓練用データの量を増やすことが一般的だ。カーネギーメロン大学の研究者らは、親が子どもに教える方法にヒントを得て、データ量を増やさなくてもモデルの正確さを高められる学習アルゴリズムを見い出した。 by Karen Hao2020.05.11 48 17 19 7 機械学習アルゴリズムを訓練する標準的な方法は、すべての詳細情報を一度に与えることだ。さまざまな動物の種類を認識する画像分類システムを構築している場合であれば、各種類の例を示し、それに応じてラベルを付ける。たとえば、犬の場合であれば「ジャーマンシェパード」や「プードル」といった具合だ。 だが、人間の親が子どもに何かを教えるときのアプローチはまったく異なる。親ははるかに広範なラベルで始める。どんな犬種であっても最初は単に「犬」である。子どもがこうしたより単純なカテゴリを区別する方法を学習し

    子どもの学習方法に着想、データ効率を高める機械学習の新アプローチ
  • ハネウェル、イオントラップ方式で量子コンピューターに参入

    家庭用サーモスタットで有名な米国企業のハネウェル(Honeywell)が、世界で最も強力な量子コンピューターを開発したと発表した。同社は今後3カ月以内に、インターネットを介して顧客が利用できるようにする予定だ。世間の注目が量子超越性で人々を驚かせたグーグルやIBMに向けられる中、ハネウェルは量子技術の開発に静かに取り組んできた。 ほとんどの量子コンピューターは、IBMやグーグルが開発中のものを含めて、過冷却された回路を使う超伝導キュービットで構築されているが、ハネウェルの量子コンピューターはイオンを電磁場で捕捉する「イオントラップ」方式を採用する。超伝導量子チップは高速だが、イオントラップは正確かつ量子状態をより長く維持できる特徴がある。 ハネウェルはまた、量子計算を一時停止し、キュービットの状態を読み取り、結果に応じて異なるパスで計算を再開できるとしている。これにより、計算中に「if」文

    ハネウェル、イオントラップ方式で量子コンピューターに参入
  • 量子機械学習の一歩踏み出す、伊チームがパーセプトロン実装に成功

    イタリアのパヴィア大学の研究チームは、IBMの5キュービットの量子プロセッサー上にパーセプトロンを実装し、単純なパターンの初歩的な分類ができることを確認した。その後、IBMは16キュービットの量子プロセッサーをWeb上で利用できるようにしており、量子パーセプトロンの性能が飛躍的に向上するのは時間の問題だ。 by Emerging Technology from the arXiv2018.12.12 294 279 18 0 コンピューティング革命超初期の1958年、米海軍海事技術部(ONR:Office of Naval Research)は記者会見を開き、コーネル航空研究所(Cornell Aeronautical Laboratory)の心理学者フランク・ローゼンブラットが考案した装置を発表した。ローゼンブラットはこの装置をパーセプトロンと呼んだ。ニューヨーク・タイムズ紙はパーセプ

    量子機械学習の一歩踏み出す、伊チームがパーセプトロン実装に成功
  • 機械学習+ロボットで ほぼ「人間の介在なし」 材料科学革命の衝撃

    A robot scientist will dream up new materials to advance computing and fight pollution 機械学習+ロボットで ほぼ「人間の介在なし」 材料科学革命の衝撃 米国のスタートアップ企業が、人工知能AI)と ロボット工学を活用して、新しい化合物の設計からテストまでのプロセスを自動化する「自動運転ラボ」を開発した。機械学習を使うことで、従来のアルゴリズムより迅速かつ効果的に新素材を見つけられるという。 by Will Knight2018.11.26 120 52 12 1 マサチューセッツ州ケンジブリッジの賑やかな商店街を見下ろす研究室で、1台のロボットが新素材を生み出そうとしていた。 1のロボットアームがピペットを皿にちょこんと浸し、鮮やかな色をした微量の液体を、もう1台のロボットの前に置かれた沢山の容器の

    機械学習+ロボットで ほぼ「人間の介在なし」 材料科学革命の衝撃
  • MIT Tech Review: 進行性乳がんを99%検出、グーグルのAIツールが「病理医超え」

    グーグルの深層学習ツールは、99%の精度で転移性がんを検知できる。人間の病理医の大きく上回る診断精度だ。 グーグルの研究チームは、検出が難しいことで知られる転移した(広がった)腫瘍の特徴を、「リンパ節アシスタント(Lymph Node Assistant :LYNA)」と名付けた深層学習アルゴリズムが検知できるように訓練した。世界中で毎年50万人もの人々が乳がんで死亡しており、死亡原因の90%はがんの転移によるものだ。 精度99%は、人間の病理医を上回る。さらにLYNAは、個々のスライド上で小さな転移を見つける際も病理医の能力を上回っていた。人間の病理医は時間的制約の下では微少ながん転移の62%を見逃すことがあるという研究結果が明らかになっている。 LYNAは人間に取って代わるものではなく、人間のスキルを補完するものになりそうだ。転移性腫瘍をより簡単かつ迅速に診断できるようになるだろう。あ

    MIT Tech Review: 進行性乳がんを99%検出、グーグルのAIツールが「病理医超え」
  • 「1本の染色体」しか持たない新酵母、中国人研究者がCRISPRで作製

    少なくとも過去1000万年の間、 ビールの醸造に使用したり、パンに入っているのが見つかったりした酵母細胞は、すべて16の染色体を持っている。だがいまや、クリスパー(CRISPR)技術中国人DNA編集者により、たった1の染色体しか持たない生きた酵母が誕生した。 私たちヒトは遺伝子を46の染色体上に配列している。酵母は16の染色体を使用する。ちなみに、1260の染色体を持つシダ植物も存在しているが、その理由は定かではない。 染色体は当にこれほど多い必要があるのだろうか? 答えを探るべく、チョジュン・チン教授らの研究チームが、中国科学院上海生命科学研究院植物生理生態研究所の合成生物学重点研究室で実験した。 チン教授のチームは、遺伝子編集ツールのCRISPRを使い、糸のような各染色体をまとめるボタンのような形のセントロメアを細断し、それらを1つに連結していった。その結果、染色体が8

    「1本の染色体」しか持たない新酵母、中国人研究者がCRISPRで作製
  • 医療現場へのAI導入が加速、FDAが骨折診断ソフトを認可

    人工知能AI)を医療に導入する取り組みが進んでいる中、米国品医薬品局(FDA)は、手首の骨折を検出するアルゴリズムを備えたソフトウェアの販売を認可した。 「イマジェン・オスティオディテクト(Imagen OsteoDetect)」と名付けられたソフトウェアは、手首のX線画像の中の骨折している箇所に目印を付ける。開発したイマジェン・テック(Imagen Tech)が実施した2つの研究によると、手の整形外科手術において同ソフトウェアを使ったときのほうが、骨折部位をよりうまく特定できたという。 イマジェン・オスティオディテクトが、FDAに認可された最初のAIベースの医療装置というわけではない。今年の4月にFDAはすでに、眼科で用いるAIベースの診断装置を販売する認可をアイディーエックス(IDx)に与えた。ほかに、発作を検知する深層学習ベースのソフトウェアも認可している。 医療現場には今後、ま

    医療現場へのAI導入が加速、FDAが骨折診断ソフトを認可
  • 医師不要で診断可能、FDAがAI医療装置に初の認可

    「ソフトウェアによる診断」の時代の幕開けを特徴付ける出来事だ。米国品医薬品局(FDA)は4月11日、人工知能AI)活用の診断装置を販売する初の認可を、アイディーエックス(IDx)という会社に与えた。 この装置のソフトウェアは、中度よりも重い糖尿病網膜症を検出するように作られている。糖尿病網膜症は視力喪失を引き起こし、米国では3000万人に影響がある。高血糖が網膜内の血管を傷つけることで発症する。 プログラムは、特別な網膜カメラで撮影した成人の眼の画像を、AIアルゴリズムを使用して分析する。 医師が画像をクラウド・サーバーにアップロードすると、ソフトウェアが陽性か陰性かの結果を出す。 FDAは最近、AIを使用するいくつかの製品を認めている。しかし、今回の装置は、医者が画像や結果を解釈しなくても検査結果を出すことを当局が認可した初の製品である。 4月11日の一連のツイートで、FDAのスコッ

    医師不要で診断可能、FDAがAI医療装置に初の認可
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