中川ら「反麻生」敗北…両院議員総会は見送り “偽装署名”暴露も 自民党の両院議員総会開催をめぐる最終決戦は、中川秀直元幹事長ら「反乱軍」の敗北となった。党執行部は両院議員総会を見送り、代わりに両院議員による懇談会を「衆院解散予定日」の21日に開く方針を固めたのだ。総会開催見送りは「麻生退陣」戦略を封じられるだけに、中川氏らは強く反発しているが、身内から敗走兵が次々と出るなど、もはや鎮圧寸前の状況となっている。 「どんどん増えている。署名の正当性に絶対の自信を持っている」 反麻生勢力の筆頭格、中川氏は16日夜、両院議員総会開催に必要な「党所属国会議員の3分の1(128人)以上」の署名に自信を示し、17日も細田博之幹事長に両院議員総会開催を再度要請。徹底抗戦の構えを崩していない。 しかし、細田幹事長に提出された署名名簿人の中からは、「総裁選を前提とした署名であれば同調しない」(津島派の津島雄二