自民党の岐阜県議、笠原多見子氏(44)=岐阜市選挙区=が15日、記者会見し、自民党を離党するとともに、野田聖子消費者行政相(48)が立候補を予定している衆院岐阜1区で民主党新顔の柴橋正直氏(30)を支援すると発表した。岐阜1区は、岐阜市を選挙区にしている。 笠原氏は、自民党の参院議員を務めた故笠原潤一氏の次女で、現在3期目。05年の衆院選では、郵政民営化に反対して無所属で立候補した野田氏に対し、「刺客」として送り込まれた佐藤ゆかり氏を支援していた。 笠原氏は「佐藤さんとのしこりが払拭(ふっしょく)できていない。今の自民党に魅力を感じない」と離党の理由を説明。さらに、「党の決定に従って佐藤氏を応援したのに、しこりを作った野田さん本人からは一度も説明がない。信頼する気になれない」と批判した。 民主を応援することについては、「しがらみのない若い人にかけてみたい。(柴橋氏に)勝たせたいから応