SF・ミステリー・歴史・芸術関係の書評系。 たまに、観た展覧会や演劇の評をあげる。 評というかネタにして遊ぶ(w 「幸福になりたい!」などという浅ましい欲望を所持していると、 神や仏に、「幸福になりたかったら俺様の言うとおりに生きろゴルァ!」 と脅迫されて、惨めな人生を送る破目になるので、 この手の本は読む趣味は無かったのだが、 知り合いの画家さんのお勧め本であり、 知的興奮する本が多いちくま文庫ということもあって、 ついつい買って読んでしまいますたw 私は福田恆存に、シェイクスピアやエリオットの訳者というイメージしか持ってなかったが、 この本を読んで随筆家としても福田恆存は一流だと思いました。 醒めた超越者の視点があるので、福田恆存は一流である。 幸福論と言いながらも、最後まで「幸福の定義」はしない。 世界に同じ人は居ないのだから、幸福と自称する人の 幸福になる方法が別の人にも巧く適用