7日から降り続いた大雨の影響で、兵庫県伊丹市で川の堤防が壊れ、市内の10棟余りが浸水する被害が出ました。 川を管理する兵庫県によりますと、堤防が壊れた場所では川底を強化する工事のために土のうが積まれ、川幅が通常の半分ほどまで狭められていたということで、県は「過去の雨量を調べたうえで川幅を狭めていたが、想定以上の雨が降って川が増水し、堤防が決壊したとみられる」としています。 兵庫県や伊丹市によりますと、8日午前0時50分ごろ、伊丹市荒牧6丁目を流れる天神川の堤防が壊れ、周りの住宅街に水が流れ込みました。 県によりますと、この周辺で床上浸水が1棟、床下浸水が11棟、確認されたということです。 けが人は確認されていないということです。 堤防はおよそ30メートルにわたって壊れていて、周辺の道路に土砂が流れ込み、複数の乗用車が土砂に埋まる被害も出ました。 川を管理している兵庫県によりますと、堤防が壊