サッカー 全国高校選手権準決勝(6日、東京・国立競技場) ○近江(滋賀)3―1堀越(東京A)● 見る者を混乱させるほど、近江はポジションを流動的に入れ替えながらゴールに迫る。堀越に守備の的を絞らせず、前半の大量リードで試合を優位に進めた。 先制直後の前半13分、波状攻撃からMF山門立侑が追加点を奪った際は、ペナルティーエリア内で7人がボールを待ち受けていた。 同22分には縦パスとドリブルで前進し、最後は左ウイングバックのDF金山耀太がゴール前で詰めて3点目。金山は「監督から『相手のやりたいことを5、10分で見極めて、そこからは自分たちのサッカーに没頭しよう』と言われた」と胸を張った。