Published 2024/02/01 19:28 (JST) Updated 2024/02/01 19:29 (JST) 会津大(福島県会津若松市)、立命館大などは1日、月探査機「SLIM(スリム)」に搭載した「マルチバンド分光カメラ」で撮影した月面にある岩石の新たな画像を公開した。当初期待した以上の観測ができたとしており、月の起源の謎に迫る岩石の判別や化学組成の解析を進めている。 観測対象にした複数の岩石には犬の種類に例えた愛称が付けられた。このうち近赤外線で詳細観測した「あきたいぬ」は、スリムが着陸した場所から18メートルの距離にあり、横幅が63センチと分かった。 月面を覆っている「レゴリス」と呼ばれる細かい砂も詳細に観測した。