放射性セシウム:コメ全袋検査で、下限未満でも高く判定 会津の産地、県HP修正求める 測定値にぶれ「風評招く」 /福島 コメの全袋検査で、実際は放射性セシウムが測定下限値(1キロ当たり25ベクレル)を下回っているのに、それ以上と判定された例が主要産地の会津地方で3自治体12点あることが分かった。ベルトコンベヤー式検査器の測定値のぶれが原因で、会津若松市などは「かえって風評被害を助長する」と、県にホームページ(HP)で公表される数値の修正を求めている。【乾達】 同市のコメは、市独自で昨年検査した255点、今年の県のモニタリング検査55点全てで検出限界値未満だった。市の独自検査は精度の高いゲルマニウム半導体検出器で計測されたものだ。ところが、全袋検査で25ベクレル以上が続出したため、30ベクレルと判定された1点を検出器で再検査したところ検出限界値の10ベクレル未満と大きな差が出た。 新潟県境の西