衆院の憲法審査会は十一日、第六章「司法」を議論した。この中で、自民党議員が、先の衆院選での「一票の格差」をめぐり、全国の高裁で相次いだ違憲・無効判決に対し、相次いで異論を唱えた。 自民党の中谷元氏は、選挙に関する事項は法律で定めると規定した憲法四七条を挙げ「選挙制度は憲法が直接法律に委ねている。適合するかの判断は第一義的に国会に委ねられる」と指摘し、司法が選挙制度に異論を唱えることに反発。「選挙区は人口比のみでなく、地勢や交通事情を総合的に考慮して定められるべきだ」と一票の価値だけで制度を評価すべきではないとの考えを示した。 同党の土屋正忠氏も「『鳥取と東京に一票の格差があるからけしからん』という声を、聞いたことがない。国民感覚を代弁しているのか」と高裁判決を批判。憲法の解釈についての判断を下す憲法裁判所の設置を提唱した。
■橋下徹・日本維新の会共同代表 憲法が国民に義務を課すものではないのは当たり前。国会議員はこんなことすら知らずに憲法議論をしている。 議論には時間がかかる。(改憲要件を定めた)96条を改正して、ものすごい時間をかけながら(他の条項を)改正したらいい。みんなで1回、憲法の教科書を読んだらいいんじゃないですか? 憲法記念日に。(大阪市役所での記者会見で) 関連記事「改憲、連立合意の枠外」山口・公明代表インタビュー(4/11)憲法96条改正に賛否両論 民主・憲法調査会(4/10)「民主の改憲方針、決まっていない」 一川保夫氏(4/9)石原氏「参院選の争点、憲法改正据える」 復帰後初会見(4/5)「9条の議論、おしりを決めて」維新・橋下共同代表(3/15)(天声人語)橋下徹氏の憲法観は(4/11)細野氏と橋下氏、憲法96条で応酬 民放番組(4/7)
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