映画『レイシストカウンター』について わたなべりんたろう監督作品『レイシストカウンター』の大阪での上映日程が終わった日、すなわち当面の上映日程がすべて終わった5月6日になってやっと、木村元彦さんの映画評をツイッターで紹介することができた。 「ドキュメンタリーを舐めている」「入場料を払ってピンのボケたラッシュフィルムをただ見せられた気分」「構成以前の問題」「何を描きたいのか伝わって来ない」「映像作品の体を成していない」 残念ながらすべて同感です。 私は自分がこの映画の感想を言わなくていいように、ずっと観ずに来ました。クラウド・ファンディングでお金を出している人もいるし、映画にもポスターにもカウンターの若者が登場しているし、上映後のトークではカウンターの人たちやカウンターをサポートしてくれる著名人たちが熱弁をふるっている。そして何よりも、実際にお金を払って観て「感動した」という人が少なからずい