前回アップした前編に続き、宮崎監督インタビューの後編をお届けします。 後編では、監督の作品作りの姿勢、引退後にやってみたいことなどが語られています。 前編をお読みでない方は、まずこちらの↓前編をどうぞ。 【翻訳記事】 (前編) 宮崎駿監督が紅の豚について海外メディアに語る ↓以下にインタビュー記事を翻訳してお伝えします。 Q:今のところ、アメリカで発表されたあなたの作品はナウシカの編集版しかありません。(訳注:これは1993年時点での話です。)それなのに、あなたの名声は確固たるものになっています。確か、以前に「自分の作品は日本国外では理解されない」と言っておられましたね。 宮崎: 自分の作品は、以前に自分で思っていたよりも、日本人的な歴史観や自然観の影響を相当強く受けたものだった事に気づいた、ということを言いたかっただけなんです。一般向けの文化は保守的になりがちだということですね。 ただ、