Home> エレクトロニクス豆知識> D/Aコンバータとは?> DAC 基本形2(バイナリ方式) DACDAC 基本形2(バイナリ方式) そのままデジタル値を受けて動作する回路方式をバイナリ方式と呼びます。 1. バイナリ方式 <抵抗使用の場合> バイナリ方式は、回路構成によりデータに重み付けを持たせたもので、代表例として下図のR-2Rラダー回路があります。 R-2Rラダー回路はどのノードからも抵抗値2Rの並列接続に見えるため、1ノードごとに電流値が半分になってゆきます。 【R-2RラダーDAC例】 下図は4bitの分解能をもつR-2RラダーDACです。 長所として、分解能10bit程度までDACが小面積で作りやすく(必要な抵抗は、NbitのDACで3N本であり、スイッチも大きくなくてよく、デコーダも不要)、他の方式と組み合わせると、14bit程度までなら実現可能となります。 短所として、
2. 回路図の編集 次に, 回路図の編集について説明します. QUCSは, 編集方法も通常のGUIのやり方に従っています. マウスの左クリックで選択した後ファイルメニューやボタンを使用するか, あるいはマウスの右クリックで直接編集ウィンドウを開いて編集するか, です. 部品の性質(電圧,電流,抵抗値,等々)を変更するには, 編集メニューからプロパティ編集を選択します. すると, 「部品プロパティー編集」のウィンドウが開きますので, 必要な変更を行った後「適用」「OK」とボタンをクリックします. ボタンやメニューが直感的に分かりやすく作られていますので, ここで述べた以外の編集についても容易に理解できると思います. 3. 回路図の印刷 回路図を印刷するには, 「ファイル(F)」メニューの「印刷」, あるいはプリンターの図柄の「印刷ボタン」を使用します. 印刷結果をファイルとして保存できるかど
ADCの基礎知識:ADCの誤差がシステム性能に与える影響について ADCの基礎知識:ADCの誤差がシステム性能に与える影響について 要約 多くの設計エンジニアは、ADC仕様における微妙な点が、希望するシステム性能以下の性能へとつながることがよくあるという場面に出くわします。このアーティクルはシステム要件をもとにADCを選択する方法について説明し、ADCの測定を行う際の様々な誤差要因について詳しく説明します。 分解能12ビットのアナログ-ディジタルコンバータ(ADC)を使用したからといって、システム精度が12ビットになるとは限りません。データ収集機器の性能が予想より大幅に低くて、エンジニアを驚かせることもあります。最初のプロトタイプ製造後に問題に気づき、生産開始の期日が迫る中でADCの性能を向上させるために長時間を費やして設計をやり直すことになります。いったい何が起こったのでしょう?最初の解
スミスチャートで整合の方針を立てる スミスチャートというと毛嫌いをする方が多いのですが、一旦理解するとこんな便利なものはないので、とっつきのところを解説します。 このページに書いてあることが分かったらあとは自由に応用ができるようになるはずです。 スミスチャート (Smith Chart) というのは2端子網を外から見込んだときに、見えているインピーダンスの複素数を特殊な円の中にプロットできるようにしたものです。 複素数は本来は無限大の平面上に採られます(ガウス平面)。 この平面を、まず右半分だけしか考えないことにします。 レジスタンス(抵抗)分は受動素子では負になることがないという前提です。 次に、この右半分の平面で、上方の無限大を手でつかんで、ぎゅっとねじまげ、実数の1の点に押し込みます。 平面の下の方の無限大もつかんで、ぎゅっと下の方から持ってきて実数の1の点に押し込みます。
DNL(微分非直線性誤差)とINL(積分非直線性誤差) DNLとINLは、ADコンバータ、もしくはDAコンバータの精度や誤差に関する指標のこと。DNLは「differential non-linearity」、INLは「integral non-linearity」の頭文字を取った言葉で、日本語ではそれぞれ微分非直線性誤差、積分非直線性誤差と訳される。ADコンバータやDAコンバータには、さまざまな誤差の要因がある。その中で、利得誤差やオフセット誤差は、回路的な調整によって実質的にゼロにすることが可能だ。しかし、DNLとINLといった非線形性誤差は、AD/DA変換の処理後に補正することはできず、最後まで残ってしまう。従って、AD/DAコンバータの性能を決める極めて重要な特性だと言える。 ここで、ADコンバータにおけるDNLとINLの詳細を解説する前に、最小有効ビット(LSB: least s
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