体温を熱源に自ら発電する。そんな斬新な機能を備えたスマートウォッチ「MATRIX PowerWatch」が、米国で話題を集めている。来日した開発元のスタートアップ、Matrix Industries社CEOのAkram Boukai氏とCTOのDouglas Tham氏に、どんな製品なのか取材した。 自家発電でスマートウォッチのウィークポイントを解消 スマートフォンの通知を振動で伝えたり、運動や睡眠をトラッキングできたりと便利なウエアラブルデバイスだが、その多くは一般的な腕時計に比べてバッテリの駆動時間が短い。筆者が愛用する「Apple Watch」はほぼ毎日充電が必要だし、消費電力の少ないアクティビティトラッカーの「FitBit Alta HR」だって1週間に1度程度は充電しなければならない。問題は充電している間は、一切のトラッキングができないということ。歩数も心拍も記録のない空白の時間