ブックマーク / onoesan.hatenablog.com (16)

  • 20年ごとの走り込み。 - onoesanとなんやかんや。

    「なんだこれは。みんなが私を応援している…」 初めて浴びる謎の歓声に、若干の戸惑いと溢れる喜びを胸に抱えて、11才の私は歯をいしばって懸命にトラックを走った。 小学5年生の夏休み直前のことである。 市の陸上競技会の800メートル走に出場する選手を決めるため、放課後、出席番号順に5人ずつトラックを走らされた。 800メートルはトラック4周。ありえないくらいキツい。どんなに手足をバタつかせてもまるで前に進めなかった平泳ぎよりも嫌いな種目だった。 早く終わらせたい一心だった私は、しょっぱなからフルスロットル、5人グループのトップに躍り出た。 カッコいいトップじゃない。とにかくこの地獄を一刻も早く終わらせるためだけに必死で走った。 でも、あまりにもツラい。トラックを一周しただけであっけなく「もう限界だ…」と思った。ここはもうスピードダウンするしかないな…。 「あれ?右足にちょっと違和感あるかも…

    20年ごとの走り込み。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/11/08
    今日もまた、面白かったです!恋愛のために走り込むだなんて、これは相当旦那様のことが♥好き♥でしたね?
  • 信心深いネコ、我が家で3度目の秋を迎える。 - onoesanとなんやかんや。

    、ソル。 目下、我が家で余生を送っている。 彼が実家の飼いになったのは15年前。その頃、実家の祖父はまだ健在だった。 祖父が他界するまでの約1年、同じ屋根の下で共に暮らしていた。 その7年前に話し相手の祖母を亡くしてから、祖父の日常は判で押したようだった。 仏壇の置かれた2階の和室で1人、孫のお下がりのスーパーファミコンで将棋ゲームをする。穏やかで淡々とした日々。 残りの日々をそんな風に消化している老人と子。 ちょうど良い取り合わせに思えたが、残念ながら祖父はネコが大嫌いだった。 だから仏壇のあるその部屋は、"ネコ入るべからず"。 それ以外の場所でもうっかり出くわせばシッシッと追い払われた。 そのうち寝たきりになり、一日中その部屋で過ごすようになっても、やっぱりネコは出入り禁止だった。 襖の陰にソルの姿を察すれば、上半身を起こして追い払おうとした。 が、そんな攻防も長くは続かなかっ

    信心深いネコ、我が家で3度目の秋を迎える。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/11/04
    あのポーズに、そんなエピソードがあったとは。今日もまた、可愛い毛皮姿を見られて朝から幸せです。ありがとうございます。
  • サイレント・チビデブおばさん。 - onoesanとなんやかんや。

    しばらく書くことをサボっていたから、あの日から既に半月以上が経っている。 酷暑には絶対いなくなると思って放っておいた。 今年の正月明けに突然現れた、私の中の私。ちびデブおばさん。 onoesan.hatenablog.com 梅雨が明けても体内にしぶとく居座り、のさばり続けた。 夏の間、え?スカートが脱げない…とか、今ビリッて音がした…、あれ?穴が開いた…ということは、けっこうあった。 でも、そのうちいなくなるだろうと思っていた。なんたって暑いもの。チビデブおばさんは夏の暑さと共に消滅する、そう信じていた。 そんな呑気な体を尻目に、彼女は沈黙を保ち、虎視眈々とタイミングを見計らっていたのだった。 そして、オセロを一気にひっくり返す勢いで、実に残忍な手口でとどめを刺しにきた。 ひさしぶりに体重計に乗った時のこと。 そこには信じられない数値が表示されており、その瞬間、世界から音が消えた。 足

    サイレント・チビデブおばさん。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/10/05
    マウイ島でのフルマラソン、いつか記事にして下さい。すごいじゃないですか!
  • 本日お手紙風です。 - onoesanとなんやかんや。

    朝夕はようやく人心地つけるような気温となってまいりましたが、皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。 さて、8月の終わり頃からしばらく更新をせず、また皆さまのブログを拝読することもなく過ごしており、ひさしぶりに先日更新しましたところ、無事で良かった的なメッセージを数件頂きました。 日頃綴っている余命宣告された老齢ヨボヨボのことを心配してくださったに違いない、ついでに飼い主の私のことも心配してくださったに違いない、そう思うと、思わず駆け出してしまいたくなるほど嬉しかったです。 当にありがとうございました。 敢えてメッセージまではね…でも、最近見かけないなとは思っていたよ、という方も(勝手に存在を仮定)大変ありがとうございました。 老も私も、おかげさまで元気にしておりました。 可愛いソルが、なんと秋を迎えようとしており感無量です。 そのことに感謝し、ついでに、唯一べても下痢にな

    本日お手紙風です。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/09/26
    更新が滞っていたのは、漫画を読みふけっていたという素敵で平和な理由だった。良かった良かった。ガラスの仮面、あれはアツイ!私も摩耶ちゃんと名付けられるところでした。(あいにく名字との語呂が悪く、母断念)
  • オス猫はこのニオイを本当はどう思っているのか。 - onoesanとなんやかんや。

    ヨレヨレの体にたくさんの病気を抱えながら、秋に向かってますます欲旺盛な老、ソル。箱入りジイサン。15才。 何事もなかったかのようにシレッと生活しているが、余命宣告された日から2ヶ月以上が過ぎている。 時にしおしおと、時にガツガツと。明日は明日の風が吹く。一寸先は誰にもわからない。 相変わらず、オナラのクサさは家族の中でも群を抜いている。 音はない。 激臭は予告なく、事中だろうと密閉中だろうと、扇風機の風に乗って運ばれてくる。 刺激的過ぎるニオイは全て病気のせいだ。おなかが痛くはないかと心配こそすれ、責める気などまったくない。 しかし、ニオイの出どころはついつい確認してしまう。 気にしないタイプだから傷ついている様子はない。 居場所を確認すると、我関せずとグウスカと寝ている。 もしくは、キリリと素敵にしている。 気品すら漂わせた涼しい顔をしている。 そう言えば血統書に記載された正式名は

    オス猫はこのニオイを本当はどう思っているのか。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/09/24
    良かった、しばらく更新がなかったので、心配していました。そしたらデザインがなんかかっこよくなってるーーー!
  • 登山じゃん。 - onoesanとなんやかんや。

    いつもの夏は、家の中にいるのが自分とだけなら、扇風機を頼みの綱に汗をダラダラとかきながらゴロゴロしている。 それが今年は、の病気が格的になってきた上に、の苦手な高湿度だから、否応なしに24時間当たり前にエアコンをつけっぱなしにしている。 こんな状況は生まれて初めてだ。 エアコンがどうにも苦手という人は多いけれど、私も御多分に洩れずエアコンが苦手だ。 ただ、苦手というか、個人で使うのを避けたいと思うのは、お金がかかるからと温暖化の一因だからだ。 加えて、エアコンなんてとんでもない贅沢であるという価値観の中で育ってきたから、なんだか1人で使うなんて申し訳ないような、堕落したような気すらして、それで使えなかった。 でもこうして使ってみれば、身体的には快適この上なく、今年はこの贅沢な家電の恩恵にズッポリと浴してしまった。 老眼鏡と同じだ。この快適さを知ったらもう引き返すのは容易じゃない。

    登山じゃん。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/08/24
    熱中症にならずに済んで良かったですね。しかし、都会はすごいですね!少なくとも8階建て以上ということですか!ちょっと田舎者としては想像がつきません。
  • お題"エタポテ"に私も参加しました。 - onoesanとなんやかんや。

    「永遠にべ続けたいと思うほど美味しいポテトサラダ、エターナルポテトサラダを作ってみよう。」 今のところ参加人数が極めて少ないため、料理下手な私でも気負わずに参加できました。 ※※お題ではなかったかもしれません。 先日も貼り付けたばかりなので少し追っかけっぽいのですが、datsuryokuseikatsuさまの過去記事、そしてそこに付いていたコメントを見て、私もどうしてもべてみたくなってしまいました。 これです↓ そこそこ都会に住んでいるはずなのですが、私も"いぶりがっこ"をスーパーの売り場で見つけるのに、結構時間がかかりました。 ようやく入手して開封。どれどれ。 …なるほど。 最高です!歯応えがキュウリのようで泣きそうです。アレルギーで二度とべられなくなったキュウリ!これからはキュウリが恋しくなったらコチラを頂こうと思います。私も秋田に乾杯させていただきます。 onoesan.hat

    お題"エタポテ"に私も参加しました。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/08/09
    料理上手の猛者たちが、次々と参戦している。私も夫に作って欲しい(他力本願)
  • ひさしぶりのビール - onoesanとなんやかんや。

    ソルが、今日も朝っぱらから缶をグビグビと夢中で飲んでいる。 飲み物のように一気にべては、「ハイハイ、まだまだ入るよ!おばちゃん、早く次の、持ってきて!」と立ち上がって得意のポーズで拝み倒してくる。 その姿を見ていると、おばちゃんは当に、うっとりと幸せな気持ちになる。 元気で嬉しいよ。今日もほんとにありがとう。 心からそう思っている。 けれど。 緊張感が少しずつ薄れてきた、というのもまた真実なのだった。 よくもって1ヶ月、の1ヶ月はもう、次の木曜日にやってくる。 だが、ここ10日近くは当にいつもと変わらない。 主人などは、前より元気になった気がする…とまで言っている。 一方の私はソルの夜中の急変が心配で、診断が出て以来ずっとお酒を飲まずにいる。 お酒のない生活にすっかり慣れたと思っていたけれど、不意に、表面に冷たい汗をかいた生ビールのジョッキをありありと想像してしまった。 いや、

    ひさしぶりのビール - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/08/07
    旦那様、ヤバいな。むちゃむちゃ賢い。誰も思いつかなかった。タクシーの番号を携帯に入れとけば、もう安心して飲めますね!
  • 中2の息子の一次関数 - onoesanとなんやかんや。

    息子が珍しく塾の宿題をしている。 息子が勉強をしている姿はめったに見られないので、見かけると胸を打たれる。 ほんの少しでも物音を立てた瞬間に、繊細なやる気は線香花火のようにポトンとこぼれ落ちて消えてしまう。 だから当は一度近くで見てみたいけれど、気づかれないようにそっとしている。 洗濯物を干す時、ベランダから息子の部屋を盗み見てジーンとしていたら、珍しく息子が私を呼んだ。 ものすごく久しぶりに、わからない問題があるから教えて欲しいと言う。 たまに聞かれることがあっても、英語は「自分で調べろ」、国語は「大きな声で読んでみろ」、数学は「わからないから聞くな」と毎回言っていたら、そのうち何も聞かれなくなった。 いったい何を教えて欲しいのだろうと思ったら数学だった。 数学はわからないと言ってるのに…と、イライラした。 しかし、ちょっとくらいは考えてみなよ、となぜか上から目線でい下がられた。 木

    中2の息子の一次関数 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/08/06
    勉強をしている息子の姿にジーンと胸を打たれていたはずのonoesanが、解き方を聞かれた瞬間豹変するのがウケました。最初から見てあげて(笑)
  • 責任はヨコタさんにあると思う、という話。 - onoesanとなんやかんや。

    10年以上乗った我が家の車が、そろそろ 「勘弁してください」 といった様相を呈してきたので、かれこれ1年以上も前に、新車の購入手続きをした。 あれからもう一年。 年が明けてしまった。 待てど暮らせど納品の連絡が来なかったこの一年だった。 タイヤはもう、高速にはとても乗る勇気が持てないくらいに溝がなくなって、ツルツルになってしまった。 それがようやく、 「納車できるかもしれない」と、販売店から連絡が来た。 最短で来月と言われたから、まだまだ安心は出来ない。 が、営業のヨコタさんを信じるしかない。 営業のヨコタさん。 去年、車を見に行った時に我が家の担当になった。 以来、何度か試乗に付き合ってくださったり、購入手続きや納車遅延の連絡をくれたりしている。 目のクリクリとした60代前後の白髪まじりの男性。 お腹は、かなり出ている。 ついでにシャツの裾も、いつも出ている。 なんだか営業マンっぽくない

    責任はヨコタさんにあると思う、という話。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/08/04
    ヨコタさん、ウケますね。朝から大笑いです。ヨコタさんはトヨタのヨコタさんなのかも気になります。
  • YouTubeを埋め込んではみたけれど。 - onoesanとなんやかんや。

    先月の10日に行った動物病院で、肥大型心筋症で既に肺に水も溜まっているため、余命はもってあと1ヶ月と言われてしまった老ソル。 幸いこの一週間は、昼夜問わずの嘔吐と下痢は相変わらずだったけれど、割と元気にしていてくれた。 特にべることに対するガッツは相変わらずで、先々週末はすっかり衰弱した様子だったのに、起き上がるのと同時にまたガツガツとべるようになった。 彼には当に、何度も驚かされている。 しばらくの間は、ソルが立ち上がろうとすると、今はそんなことに体力使わなくて良いから…とヨボヨボの体を慌てて支えて、すぐに缶をあげていた。 しかし数日も経つとすっかり以前のペースになり、とにかく目が合ったらすかさず立ち上がるようになったし、目を合わさないように背中を向けていると、背中をチョイチョイと前脚で押し、こちらの振り向きざまに立ち上がるようになってしまった。 そのたびにあげていたらキリがな

    YouTubeを埋め込んではみたけれど。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/08/02
    すごい。動いているソルが見られるなんて、感動です!ありがとうございます!youtubeまでアップできるなんて、しかも編集で曲までくっつけて。onoesanの進化がすごいよーーーーー!!
  • 私も出産していたのだった。 - onoesanとなんやかんや。

    少し前に、脱力生活くらぶさんの出産の記事を読ませて頂いた。 あまりにもパンチの効いた内容に、ヒーッ痛い痛い助けて〜!ハラキリノーノーね、私は子供は絶対に産まないぞ(もう産めないけどね)と固く心に誓った。 datsuryokuseikatsu.hatenablog.com そして昨日、育児さんの出産時の痛みについての記事を読ませて頂いた。 こちらもまた、軽い気持ちで読むとヒーヒー言ってしまうことになる、絶妙な例えによる出産の痛みに関する指南書といった感じだった。 www.ikujineko.com 一気に読んでドッと疲れたので、立ち上がってお茶を取りに冷蔵庫に向かった。 「あー、痛い痛い…出産はホラーだね。ホラー、苦手なんだからもう。そういや昔おかーさんも、産んだ後は街で見かけるフツーのおばさんたちがみんな偉大に見えたわよって言ってたっけな。しかし女の人って大変なんだな〜」 などと思いなが

    私も出産していたのだった。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/07/30
    ご苦労様でした!それにしてもさすが師長さんですね。気づかなかったイケズの看護師さんにはイヤミの一つ二つ三つくらい言いたくなるところです。
  • ウナヒコに比べたらなんでもない。 - onoesanとなんやかんや。

    もしも私と同じくらい庶民で、似たような金銭感覚を持つ友人たちに我が家の家計を赤裸々に打ち明けたら、きっと全員、その場で石化してしまうだろう。 2匹の老と暮らすために、我が家が月々いくら支出しているか。 ショックでお茶をこぼしてしまう子が続出するだろうから「申し訳ないけどカップを置いて、落ち着いて聞いて欲しいのだけど…」という枕詞は絶対に必要だし、そうして話してみたところで信じてもらえないかもしれない。 姉ならきっと、ソル(オス15才)が姉一家の苗字を名乗る飼いであったことなど完全に頭からすっとばして、なにやってんの?早く目を覚ましなよ!と言うだろう。 エミちゃんだったら、のくせに生意気だと、ソルとルナの頭を小突きに来るかもしれない。 onoesan.hatenablog.com 金銭感覚と実際の出費とのギャップによる、心の葛藤は続く。 そうした経緯で、ウナヒコが産まれた。 ウナヒコ

    ウナヒコに比べたらなんでもない。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/07/21
    どうでもいい話ですけど、ウナヒコは生まれてくるとき、ツルッと安産でしょうね。でもツルツルしてそうだから産科の先生はちゃんとキャッチできるのか。ちょっとハラハラしますね。
  • ルナのその後。ソルの何度目かの復帰。 - onoesanとなんやかんや。

    7月15日。先週の土曜日。 ルナ(メス15才)の膀胱結石が見つかってからちょうど1週間が経った。 1週間のあいだ、朝晩1錠ずつ飲ませていた"ウロアクト"の効き目を確認するため動物病院に行った。 ウロアクトは、数多ある結石用の療法のどれを試しても下痢になるソル(オス15才)に、苦肉の策として飲ませていた尿石予防のサプリメントだ。 予想以上に効いたため、二匹目のドジョウ作戦でルナにも使ってみようということになったのだった。 結果は良くも悪くもなかったが、ソルのために買った在庫もたくさんあるので引き続き注射と併用しながら様子を見ることになった。 ソルの欲が復活したことを伝えると、先生もスタッフの皆さんもたくさん褒めてくれたので、帰宅後すぐに彼に伝えた。 ふうん、そうなの…という顔をしていた。 日曜のお昼になって、いつまた急変するかわからないから散々迷ったけれど、ソルが(たまに)べる(時

    ルナのその後。ソルの何度目かの復帰。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/07/19
    ちょっっwせめて卵でも産めって言ったんですかwwソル男の子なのにひどいwwwあー、笑える。笑えるのに、泣ける。なんなんだ、これは。
  • 老猫はその時、ちゃんと話を聞いていたのかもしれない。 - onoesanとなんやかんや。

    お話を聞くときは相手の目を見て、真剣な顔つきができる老ソル(15才)。 その姿は、保育園でイタズラをして怒られる時の男の子たちととてもよく似ている、と思っていた。 こちらをマジマジと見ているけれど、頭の中ではまったく別のことを考えている、もしくはボーッとしている、と。 しかし、ちゃんと聞いていてくれていたのかもしれない。 「高い缶、いくらでもべていいから。」 泣きながら伝えたあの時。 「…ふぅん。いいんだ!」 そう思ったのかもしれない。 今、高級缶をガツガツべている。 余命は、数日から1ヶ月くらい、という先生のお話だった。 1ヶ月コースの方を選んだのかもしれない。 バリバリと爪を研ぐ姿も ちょーだいちょーだいをする姿も 二度と見られない、見られるわけがなかった。 …はずなんだけど、今朝はどちらもしていた。 極端に激しい嗜好性と疾患のために、カリカリは常に小さな皿に少しずつ、数種類

    老猫はその時、ちゃんと話を聞いていたのかもしれない。 - onoesanとなんやかんや。
    panashinoorei
    panashinoorei 2023/07/14
    俺たちのソルが帰ってきた!それでこそソルだ!!今朝もちょっと活力なかったんですけど、お陰でちょっと元気もらえました。ありがとう、ソル~。大好きだ~。
  • なんやフラれた気分やで。 - onoesanとなんやかんや。

    「言うたら、なんや軽くフラれた気分やで。」 関西出身の友達がそう言うのを、軽く聞き流していた。 このことか。 確かにまるでフラれた時のような気持ちになった。 面談のために中学校に向かう途中で、帰宅途中のムスコとすれ違った。 友達と楽しそうに歩く彼と私の距離が、20メートルあたりまで詰まったところで、一瞬、確実に目が合った。 にも関わらず、そのまますれ違った。 友だちと楽しそうに談笑しながら遠ざかっていく。 ほんの3年、いや2年前には考えられないことが起きた。 「おー。あれ、おまえんちのかあちゃんじゃね?」 「あ!ほんとだ!おまえんちのかあちゃんだ。こっち来るぞ!」 「えー!?あ!ほんとだ、おかあさんだ!!なになに?なんでこんなとこ歩いてんの?どこ行くの?何時に帰ってくる?ランドセル置いてアイスべたら、友だちと公園遊びに行っても良い?」 ムスコだけではない。 ムスコの友だちもワラワラと寄っ

    panashinoorei
    panashinoorei 2023/07/01
    私もこの間、娘に「うっざ。」と言われてめっちゃショックでしたー!まだ小5なのにー、早くないですか(T^T) 可愛かった小さいときのことが、走馬燈のように頭を駆け巡りました。
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