2009年9月、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの5社が、3G携帯電話でのSMS相互乗り入れサービスの実現に向けて検討を進めていくことで合意したと発表した。 SMSとは「ショート・メッセージ・サービス」の略。これは、電話番号を宛先に用いて送信するメッセージサービス。文字数の制限などはあるが、安価でメッセージを送受信できるのが特徴だ。ただし、現時点では同一キャリア同士の携帯電話でしか使用できない。そのため、キャリアを越えて利用できるEメールサービスのほうがよく使われていることだろう。SMSをオープンにすると、利用者にとってはどのようなメリットがあるのだろうか。 まずひとつめが、相手のメールアドレスが不明でも電話番号さえわかっていればメッセージを送信できる点だ。ふたつめが、使い分けを気にしなくてもよいということ。これまでは同じキャリアの携帯電話には