「世界最強のコンサルティングファーム」と称されるマッキンゼー。そのマッキンゼーの在籍年数は、平均3~5年といわれており、その後、さまざまな事業会社で経営やマネジメントに携わる人が珍しくない。 入社3年目といえば、通常の企業なら、ようやく自分の役割を与えられる頃。そのタイミングでマッキンゼーの社員は、経営者やマネジメント層としての能力を携えているとも言える。もともとのポテンシャルの高さもさることながら、新人のうちに一生使える仕事力を養えるのが、マッキンゼーの大きな魅力だ。 ベストセラーとなった著書『マッキンゼー流 入社1年目 問題解決の教科書』(大嶋祥誉著/ソフトバンククリエイティブ)によると、同社には独自に築き上げた新人研修プログラムがあるという。そのプログラムの中では、先の見えない状況、正解のない問題に対して「さまざまな事実と情報から自分ならどうすべきか」という答え(具体案)を見つけ出す
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