札幌市の円山動物園は、飼育するライオンの「げんき」とエゾシカの「歩(あゆみ)」の性別を誤っていたと発表した。 げんきは2007年11月に誕生した双子の1頭で、当初はオスと鑑定した。しかし、2歳になっても、たてがみが生える兆しが見えず、再鑑定でメスとわかった。 歩は08年8月に生まれた時はメスと鑑定されたが、最近になって角が生え始め、再鑑定を実施。オスと確認された。 ライオンやエゾシカの出生時の性別鑑定は比較的難しくないが、げんきは職員2人だけで、難産だった歩は暗闇の中で手短に行い、確認が不十分だったという。 名前は2頭とも公募で選び、すでに定着しているため、変更はしない。同園は「今後は複数の職員で、きちんと確認したい」としている。