ナルコレプシー患者が苦労を告白 「リタリン」製薬会社も厚労省も、患者たちを完全に無視している 及川 健二(2007-11-19 21:15) 難治性・遷延性うつ病や睡眠障害のナルコレプシー、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の治療薬として用いられてきた向精神薬「リタリン」は、厚生労働省によって10月26日付で同薬の適応症がナルコレプシーに限定された。 ナルコレプシーとは、日中であっても場所や状況を選ばず強い眠気が発作的に起こることを主な症状とする睡眠障害で、1万人あたり3~18人の確率で発症する稀少な病気だ。 治療薬としては、リタリンの他に欧米では第1選択薬として遣われている「モディオダール」、処方される頻度は少ない「ベタナミン」がある。 リタリンの規制が昨今、厳しくなっているが、製造販売元のノバルティスファーマは、 「現在は、適応症として認められているナルコレプシーの患者さんに対しまして