宗教情報などを扱う米オンラインメディア「パセオス」は最近の記事(英語)で、オーストリア・ハンガリー二重帝国(現チェコ)の論理学者クルト・ゲーデル(Kurt Gödel、1906〜78)による神の存在に関する「数学的な証明」は完全に正しいものだったと主張している2人のコンピューター科学者について取り上げた。 パセオスが取り上げた2人のコンピューター科学者は、ベルリン自由大学のクリストフ・ベンツミュラー(Christoph Benzmüller)氏とウィーン工科大学のブルーノ・ボルツェンローゲル・パレオ(Bruno Woltzenlogel Paleo)氏。2人は2013年、最先端のソフトウェアを使い、神は存在するとするゲーデルの結論が、彼の立てた仮定や前提と論理的に整合することを立証した。これはつまり、ゲーデルの前提が正しければ、その結論(神は存在する)も正しいということが証明されたことであ