富士通研究所は8月31日、場所によって利用できるアプリを自動で制御できる、スマートフォン向けアプリケーション実行基盤技術を開発したと発表した。2012年度中の実用化を目指す。 同研究所が開発したのは、会社、移動中、自宅など、場所によって利用できるスマートフォン上のアプリを自動で制御しようというもの。昨今、従業員個人のスマートデバイスを業務で利用するBYOD(Bring Your Own Device)が注目されているが、ビジネス用途では、セキュリティの懸念から、導入に踏み込めない企業も多い。そこで同研究所は、会社内にいるときには業務アプリのメニュー画面が表示されるが、会社の敷地外に出ると、そのメニューが自動的に消去され、個人用のメニューに切り替わるという技術を開発した。