1997年、トヨタメディアステーションが会員向け情報サービス「MONET」をスタート。これがトヨタのテレマティクスにおける"第一世代"だ。 第二世代「G-BOOK」が始まったのは2002年のこと。通信モジュール「DCM」の内蔵、ユーザーの認証・課金サービスの提供、コンテンツビジネスへの進出。その後、2003年にはセキュリティサービスに大きくシフトした。G-BOOKは自動車メーカーのプロダクトとしてはあまりに幅広く、そして未消化と感じる部分も存在したのは事実である。 ---- 今回、G-BOOKは「ALPHA」という新たな名前が付加され、第三世代へと移行しました。サービス内容、そしてデモンストレーションを見て感じたのは、「なるほど、トヨタは2002年の第二世代G-BOOKでこれがやりたかったんだ」という納得です。まず最初に、振り返る意味も込めて、トヨタは第二世代G-BOOKで何を学び、どこを