東大総長の小宮山学長は、「日本は課題先進国である」として、「日本は世界に先駆けて課題に積極的に取り組み、継続的なイノベーションを通じて解決してきた。この経験は世界でデファフトになりうる」とおっしゃっています。 ■ ■ ■ ■ 今年始めのある講演で、いくつか具体的な例を挙げて説明されています。 日本のGDPは世界の12.9%を占める一方、二酸化炭素排出はわずか5% 米国のセメント生産エネルギー消費は、日本の1.8倍。米国が40年前の技術を使っているため 1KWh発電時の窒素酸化物排出量は、米国4.8g/KWh、ドイツ1.2g/KWh、フランス7.1g/KWh。これに対して日本はわずか0.2g/KWh これは、日本がモラルが高いから、という訳ではなく、海外エネルギーに頼っていて、かつ、狭い国土のために公害病のリスクが高かったためです。問題を解決しようと試行錯誤しているうちに、諸外国よりもずっと