APL言語入門 0.前書き 本入門書は、1995年12月に開催された日本APL協会の学会で発表した資料をベースに、本ホームページ向けに書き直したものです。 このページの内容の引用や転載はお断りします。リンクは自由に張っていただいて結構です。 この入門書の内容は、ゼネラルアレイをサポートしない第一世代のAPL(日本語APL 、VS-APL、等)には当てはまらない場合があります。 1.APLとは APLとは、APL記号を用いた関数型汎用言語である。 1960年台に Ken Iverson により考案され、改良、拡張を加えられながら今日に至る。 [特徴] ・複雑な配列の処理が簡単にできる。 ・関数型なので、修正や変更が容易で、差分ファイルも非常に小さい。 ・表意的なAPL記号を使用するため、「予約語」がなく、視覚的にわかりやすい。 ・変数の「型の宣言」などが不要。 ・トレース