これまでも人間の脳はマルチタスクには向いていないとする研究が報告されてきたが、ルイジアナ州立大学が行った音を使った研究でもこのことが証明されることとなった(本家/.、IT World記事)。 実験では現地の小学2年生およびルイジアナ州立大学(LSU)の心理学を専攻する学生らを対象とし、ヘッドホンを装着した被験者にコンピュータ画面上に表示される言葉を順番通りに記憶するよう指示したという。途中で画面上の言葉とは無関係の音がヘッドホンから鳴るようにしたところ、小学2年生の被験者らのパフォーマンスは平均して30%も低下し、LSUの学生らのパフォーマンスも10%低下するという結果となったそうだ。 この実験から、注意を逸らすような刺激を受けると認知処理能力が損なわれ、求められている仕事をこなす能力が落ちてしまうということがいえるとのこと。