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ブックマーク / wofwof.blog60.fc2.com (8)

  • 中国人とどう付き合うか - Willyの脳内日記

    尖閣諸島で揉めている日中の感情的対立は過去最高の水準に達している。 一方で、経済的な日中の結びつきも過去最高に達しており、 これから日人が中国人とどう付き合うかは大きな課題だ。 私のやっている統計学は、おそらく中国人の比率が最も高い学術分野の一つで 北米の国際学会でさえ、中国人や中華系の参加者の数は全体の半数に近い。 そして私が5年間学んだW大M校の統計学科は、伝統的に中国人が多く、 博士レベルのコースを取れば、中国人が8割超ということも珍しくない。 アドバイザーや研究室の仲間もみな中国人だったし、 一緒に働いた中国人、指導した中国人も数多い。 娘の学校の知り合いにも中国人は何人もいる。 北米に来た8年間で中国人の知人は50人近くに達するし、 これからも彼らと一緒に仕事をしていくことは避けて通れない。 そこで、私は香港を除けば中国に行ったことはないけれども、 米国での経験をもとに 中国

  • 寄付が好きなアメリカ人、嫌いな日本人 - Willyの脳内日記

    今年は東日で大震災があり寄付をした人も多いと思うが、 一般的に言うと日人はあまり寄付をしない。 総務省の家計調査によると、 一世帯あたりの年間平均寄付額(2009年)はわずかに2625円だという。 これに対して、米国人は寄付が好きだ。 非営利団体 Independent Sector の調査(記事の以下のデータも同様)によれば 米国人は年収の3.2%を寄付しているという。 これは年額に直すと1600ドルを超える。 米国人は日人の50倍もの額を寄付しているのだ。 所得がほぼ同水準の両国でどうしてここまでの違いがあるのだろうか。 仮説1: 税制の違い よく言われるのは、 「日の税制は寄付に対して厳しいから日人は寄付をしない」というものだ。 しかし、両国の税制を比べるとむしろ日の方が寄付の税制上の恩恵は大きい。 まず日だが、2011年より認定NPO法人等への寄付には、 (寄付金額

    paperbank
    paperbank 2011/12/26
    日本の寄付事情を論じるのに2011年に始まったばかりの税制をあてはめるのは時期尚早では?
  • アメリカ生活の残念な点 - Willyの脳内日記

    アメリカは経済システムとしては良くできた国だと思うが、 日常生活を送る上で便利とは言えない点も多い。 このあたりでアメリカ生活の残念な点をまとめて、 アメリカ生活を夢見る人たちのやる気をくじいておこうと思う。 なお、言葉の問題や、人間関係の問題、ビザの問題、 一時帰国費用の問題は自明なので捨象する。 1.サービスのレベルが低い 店員やウェイターの応対、各種事務手続き、各種修理 などあらゆるもののサービスレベルが非常に低い。 一つの理由は、アメリカがそれほど評判社会でないということだ。 これは国が広い上に人々の流動性が高いためだろう。 こんにちではインタネットを通じていくらでも悪評は広めることが 可能だが人々の意識はそこまで変化していない。 人材の流動性が高いことは、習熟度のレベルが低いことも意味する。 例えば、Comcast というケーブルTV会社があるが、 作業する担当者に配線の仕方を伝

  • 昭和を支えた人々とこれからの日本 - Willyの脳内日記

    1989年1月7日、昭和が終わった。 小渕恵三官房長官が発表した新しい元号は「平成」。 「これからの日は平凡な成績か、。」 という父のコメントが記憶に残っている。 奇しくも同じ年の12月29日日経平均株価は史上最高値をつけ、 その後の日は失われた20年を経験することになった。 戦後の高度経済成長を成し遂げた昭和は 日にとって輝かしい時代で、 戦後のベビーブーマー、いわゆる団塊世代は その象徴的な存在であった。 彼らは昭和時代の成功を支えたのであろうか? ナイーブなことに私はつい10年くらい前まで 奇跡の高度経済成長は団塊世代の努力の賜物だと信じていた。 私だけでなく多くの人々がそう信じてきたし、 団塊世代はそれを誇りにもしてきたと思う。 しかし、それは象徴的に創作された逸話だろう。 もちろん、彼らが平均的に優秀な労働者で 一生懸命働いた事は間違いないと思うが 高度成長を実現できたのは

  • アメリカの確定申告 (Tax Return) - Willyの脳内日記

    にいる皆さんは、米国の4月15日がどんな日かご存知だろうか? この日はTax Return (確定申告)の締切日である。 基的に所得のある全ての人は前年の所得を合算し、 納税額が足りない場合は差額分を納め、 納税額が多すぎる場合は税務署から返してもらうことになる。 ちなみに連邦所得税に所得が無い場合も、 確定申告の免除を申請するためにフォーム(Form 8843)を提出する必要がある。 国税を集める連邦政府の歳入庁(IRS)と地方税を集める州政府は 全く別個に税金を徴収しているので、 別々に申告しなければならない。 デトロイト市で働いている人に限るとさらに市民税がかかるので それも別に申告しなければならない。。 確か市内に住んでいる場合が2.5%で、市外に住んでいる場合が1.25%だ。 求心力のある大都市ならともかく。 人口流出が進むデトロイト市が特に高い税率をかける合理性が あまり

  • Ann Arbor に行ってみた - Willyの脳内日記

    4月になってかなり暖かくなってきたし、 できれば今年中に引っ越そうと思っていることもあり 昨日は観光がてらミシガン大のある Ann Arbor に行って来た。 Ann Arborからデトロイトのダウンタウンまでは約40マイル(64km)あり 高速が空いている時でも50分位かかるのだが、 WS大の結構な数の教員が Ann Arbor から通勤している。 それだけ魅力のある町なのだろう。 Ann Arbor は、市内の人口11万4千人、都市圏人口34万2千人 程度の小規模な都市だ。米国でこの規模の都市はおおよそ 主な機能が5-6マイル四方に収まっているので生活には便利だ。 人種構成は、白人75%、黒人9%、アジア人12%、ヒスパニック3% となっている。 これはあくまで私の主観だが、 アメリカ田舎で人口構成上、 日人にとって住みやすいのは 白人の比率が60%~85%前後、 マイノリティーの

  • 日本で資格は取るな - 統計学+ε: 米国留学・研究生活

    孝行さんがブログで 「60日で取れるとっておきのお得な資格 (洋泉社BIZ)」 の書評を出しておられる。 を読んでいないので詳しくは知らないが、要約すると 「資格を取ることで直ちに職を得られるものと言うのは 少ないですが、その資格を取得するためにがんばったと 言うプロセスは後々の人生においても、非常に役立つ」 ということが主張されているらしい。 別にこの意見を否定するつもりはない。 しかし、日人には 「資格取得は効率の悪い差別化である」 という視点が余りにも欠落しているように思う。 資格は誰でも公平に受験することが出来るため、 情報で優位を築けない人が差別化のために 仕方なく用いる手段だ。 人が頑張るのはあくまで、 良い仕事に就くとか、お金を稼ぐとか、良い業績をあげるとか、 何らかの目的のためであって 頑張ることが目標の人は単なるマゾだ。 同様にして「頑張って目標を達成するプロセス

  • http://wofwof.blog60.fc2.com/

    中学生の娘はこの夏、近所の学校で開かれてる夏期講習を取っている。 自分で教えるのはやめたが、何をやったかくらいは2〜3日に一度聞くようにしている。 今日は確率をやったらしい。 私「お〜い、娘。今日の夏期講習は何やった?」 娘「確率。」 私「どんな問題やった?」 娘「例えばA,B,C,D,Eの5人が並ぶ時の並び方は何通りあるかとか。」 私「それ確率じゃないじゃん。」 娘「えっと、ある並び方をする確率はいくつかとか。」 私「AさんとBさんが仲良くていつも隣同士だったら、実現しない並び方もあるんでは?」 娘「そういう実際の確率とは違うんだけどね。」 私「実際の確率じゃないなら何を求めたの?」 娘「誰が好きとか、隣になりやすいとか一切ないって考えて計算するの。」 私「"同様に確からしい"っていう前提を置いて計算するってことだね。 ところでペニー硬貨をスピンさせた時に表が出る確率はどのくらいでしょう

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