京都大学で拘束された私服警官は、連絡手段に「LINE」を使用しており、上司と思われる人物からの「離脱しろ!」という指令が残されていたこともわかっている。「LINE」は、韓国系企業が提供するアプリである。ネットでは「情報ダダ漏れ」「韓国に情報筒抜け」といった反応もある。 「ばかばかしいですね。『捜査にLINEを使う奴はアホ、という奴こそアホ』だと言いたい。携帯電話でもメールでもなんでも盗聴の危険はあります。ただし、その場で瞬時に情報が取られることはありません。公安には特殊な記号、暗号、あるいはジェスチャーなどさまざまな連絡手段があります。使えるものは何でも使う。あの場でもっとも使いやすいものがLINEだったに過ぎないのです。そこだけを取り出して、公安警察の能力の劣化を主張しても意味はありません」 今回、明るみとなったケースは、公安警察の一部ではあるがすべてではない、ということなのだろう。 (