15日から広告掲載を始めた気象庁ホームページ。大雨警報を知らせる画面にもオレンジ色の健康補助食品の広告が大きく表示された=一部画像処理 気象庁のホームページ(HP)で15日から、企業広告の掲載が始まった。同庁は予算難にあえぎ、年約2億4000万円のHP運営経費のうち、8700万円を広告収入で賄うためだ。総閲覧回数が年79億回というアクセスの多さを武器に広告で稼ぐ算段だが、庁内やOBからは「ただちに命を守る行動を、と言いつつ広告を見せるのか」「きちんと国費で賄うべきだ」と批判が相次ぐ。(宇佐見昭彦)