吹き抜けを見上げた部分にあるのは太陽光を中に引き込む丸い鏡。吹き抜け側面の長細い鏡に光を当て、各フロアを内側から照らす=横浜市西区の「みなとみらいセンタービル」 太陽光を複数の鏡でつないで建物の吹き抜けに引き込み、電気代を節約する超高層ビルが今月初め、横浜市内に登場した。紀元前のエジプトでも使われたユニークな採光方法で、吹き抜け周りの電気代が標準的なビルに比べ15%減らせるという。 大成建設がみなとみらい駅前に建てた地上21階建て(高さ100メートル)の「みなとみらいセンタービル」。同ビル吹き抜けの屋上に設置するのは直径1.2メートルの計32枚の鏡。うち16枚がヒマワリのように太陽を追う。上部に設置した16枚に反射させ、最後は吹き抜け壁面に張り付けた蛇腹状の鏡に当てて光を拡散。内側から各フロアを照らす仕組みだ。 同社は複数の鏡を組み合わせ、建物の奥深くまで光を取り込む方法を開発し、特