フィリピンで元警察官の男性が20日、会見を開き、ドゥテルテ大統領が市長を務めたダバオ市で不法者を殺害しているとされる「ダバオ暗殺団」の活動の中心にいたと証言した。「殺害すると、ドゥテルテ氏から金が支払われた」と明らかにした。証言した自称「元団員」は2人目だが、ドゥテルテ政権は暗殺団の存在を否定している。 元警察官のアルトゥーロ・ラスカニャス氏は、人権問題に取り組む弁護士団体とともに議会上院で会見した。誘拐事件に関わった人物の家族を、4、5歳の幼児も含め皆殺しにするなどの指示を受けて実行すると、「ドゥテルテ氏の市長室から、2万~10万ペソ(約4万5千~22万5千円)が支払われた」と述べた。 さらに、暗殺団は当初、麻薬犯罪の元締を懲らしめるために設立されたと話し、その後、ドゥテルテ氏の指示でジャーナリストの殺害も請け負ったと述べた。その際の契約金は300万ペソだったという。 昨年10月、別の元
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