野田佳彦首相(54)は2日、内閣を正式発足させた。だが、日本経済の再生を託される財務相には門外漢の安住淳衆院議員(49)を起用し、外相には、代表選で自身を支持した玄葉光一郎衆院議員(47)を抜擢。小沢一郎元代表(69)に近い山岡賢次衆院議員(68)も国家公安委員長に任命するなど、党内のバランスに配慮した。民主党政権下で3人目の首相による内閣は、「論功行賞」と「派閥順送り」という旧態依然とした体制でスタートした。 「適材適所だ。どじょうのように泥にまみれて仕事をして、政治を前進させたい」 藤村修官房長官(61)は2日午前、官邸で閣僚名簿を発表し、人事の狙いを語った。同日午後、皇居での任命式・認証式を経て、内閣が発足。被災地復興や日本経済再生、政治の信頼回復に向けた仕事が始まる。 最大の驚きは、安住氏の起用だろう。 安住氏は被災地・宮城県石巻市の出身。野田首相と同じ当選5回で農水行政
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