会談に臨む(左から)イランのアブドラヒアン外相、中国の秦剛国務委員兼外相、サウジアラビアのファイサル外相=中国・北京で2023年4月6日、イラン外務省/西アジア・ニュース・エージェンシー提供・ロイター 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は6日、関係者の話として、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が今週初めにサウジアラビアを訪問し、首相のムハンマド皇太子と会談したと報じた。サウジが3月に中国の仲介でイランと外交関係の正常化で合意したことについて「米国は不意打ちを食らった」と不快感を伝えたという。 米国にとってサウジは中東で最大の同盟国。しかし、バイデン政権になって人権問題やエネルギー供給を巡り意見が対立し、関係に亀裂が入っている。米国が敵視するイランとの合意について、米政府は中東の緊張を和らげるとして表向きは「歓迎」する姿勢を示していた。
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