「税」、それは国家の根幹を支えるもの。 そしてわずか数%の動きでも、政局を揺るがすもの。 そのカギを握る組織、それが「自民党税制調査会」略して「税調」だ。そして3年にわたって会長を務めるのが、この男。 宮沢洋一、68歳。 絶大な権限を持つ「税調」の、最終的な決定権者である。 今回、消費税率引き上げなど課題山積の来年度に向けて、その存念を聞くとともに、一般にはあまり知られていない「税調」の姿を担当記者の視点からお伝えしたい。 (税調担当 政治部・川田浩気/経済部・影圭太) ※税制改正大綱の正式決定を受けて、内容を更新しました。 総理も口出しできぬ「聖域」 「安倍一強」と言われる昨今。 政府・与党の政策決定では「官邸主導」が強まり、「政高党低」と指摘される。 しかし例外がある。それが自民税調だ。総理大臣も口出しできない「聖域」とも言われてきたその組織は、今なお大きな権限を持つ。 「消費税率引き
![あなたの税金、彼らが決める | 特集記事 | NHK政治マガジン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1cd745a4c356694ac7aaaa5ce4ca2f77969f415f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nhk.or.jp%2Fpolitics%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F11%2F1121miyaza05.jpg)