たった1滴の血液で13種のがんを早期発見 国立研究開発法人国立がん研究センター研究所が、血液中のマイクロRNAを調べることで13種類のがんを早期に発見できる診断法を開発。心身への負担が少なく高精度な次世代のがん診断法として期待が高まっている。 がんは早期発見することで死亡率が下がり、心身への負担が少ない治療が可能になる。しかし、2人に1人が一生のうちに何らかのがんに罹患するといわれている今の日本では、がん検診受診率は50%以下と諸外国と比べて低い。 内閣府の世論調査によれば、がん検診を受けない1番の理由としては「受ける時間がないから」といったものが挙げられており、手軽に受診しにくいこともがん検査受診率に影響していると考えられる。 そうした中、がん検診を大きく変える可能性のある研究が、実用化に向けて動き始めた。国立がん研究センター研究所が開発した「体液中マイクロRNA測定技術」である。鍵とな