島根県隠岐の島町の竹島(聯合=共同)岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領による日韓首脳会談では、いわゆる徴用工訴訟問題を巡る解決策が示されるなど「戦後最悪」ともいわれた日韓の雪解けムードが広がった。一方で、首相は韓国の不法占拠が続く竹島(島根県隠岐の島町)の問題を個別に取り上げなかった。日本との関係改善を急ぐ尹氏とも協議できないようでは、解決に向けた首相の本気度も疑われる。 「岸田首相は(会談で)日韓間の諸懸案についてもしっかり取り組んでいきたいという趣旨を述べた。この『諸懸案』の中に竹島の問題も含まれる」 16日の首脳会談後、同席した木原誠二官房副長官は記者団にこう説明した。他の出席者も「個別で竹島の話は触れていなかった」と語っており、「竹島」という言葉は素通りされたとみられる。
キューンと愛らしい鳴き声を出し、ひれや首を動かして反応するアザラシ型ロボット「パロ」。30年前に日本で開発が始まり、いまや世界の人々を癒やしている。単にかわいらしいからだけではない。あるエビデンス(科学的根拠)に期待が集まっているためだ。 抱き上げて胴体をなでると、パロは鳴き声を上げてひれをばたつかせた。記者の扱い方が悪く嫌われたのか。ロボットに感情はないと分かっていても、つい「ごめんね」と声をかけてしまった。 パロのモデルはタテゴトアザラシの赤ちゃんだ。名前は「パーソナルロボット」に由来する。体長約55センチ、重さ約2・5キロ。ぬいぐるみと違ってほどよい重みがある。
10年にわたって異次元緩和を進めてきた日銀の黒田東彦総裁が4月8日、退任する。発行済み国債の半分以上を日銀が買い上げ、長短金利を押し下げてきたが、目標とした賃上げを伴う物価上昇の実現はいまだ道半ばだ。日銀と共同声明(アコード)を結んだ政府の成長戦略も十分だったとは言いがたい。日本経済をどう押し上げていくのか、実験的な金融政策の総括が必要となる。「画期的な文書だ」。2013年1月、金融政策のレジ
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