AppleScriptにはGUIスクリプティングという最後の切り札がある。GUIスクリプティングは、OSが認識するGUIオブジェクトを直接指定して操作する方法である。AppleScriptに対応していないアプリケーションであっても、GUIスクリプティングを使えば、ある程度自由に操作できる。かなり便利で、よく使っていた。 GUIオブジェクトとは、画面に表示されるウィンドウとか、ボタンとか、テキスト等の、OSが管理しているあらゆる表示物である。そのようなものを自由に操作できるようになると、場合によっては悪意のある操作を実行することも可能になる。そのためセキュリティ上の危険性を考慮してか、Appleは長らく、たった1つの制約を付けていた。 GUIスクリプティングを実行するには、システム環境設定 >> アクセシビリティ >>「補助装置にアクセスできるようにする」をオン(チェックあり)にしておく必要