帝国データバンクによると、「凍天(しみてん)」などの餅菓子で知られる福島県の「木乃幡」(南相馬市)が自己破産の準備に入りました。東日本大震災で工場が被災した上、原発事故の影響で風評被害を受けるなどし、業績が悪化していたとのこと。クラウドファンディングで新本店の再建資金を募るなどしていましたが、事業継続を断念しました。 Twitterには、「福島、南相馬の宝」「復活させたい」など、福島県在住者から惜しむ声が相次いで投稿されています。 木乃幡が販売していた「凍天」 1965年創業。ドーナツのような生地の中に凍餅が入っている主力商品の「凍天」などを販売し、2006年6月期には年売上高約3億8700万円を計上していたとのことです。 2011年3月に起きた東日本大震災で工場が被災し、製造が外注依存になった上、本店工場(南相馬市)が東京電力・福島第1原発事故による避難区域内であったこともあり、風評被害