習うより慣れろ、学ぶより真似ろ。 やりなおし数学シリーズ。いつもと違うアタマの部分をカッカさせながら、3週間で一気通貫したぞ。もとは小飼弾さんへの質問「数学をやりなおす最適のテキストは?」から始まる。打てば響くように、吉田武「オイラーの贈物」が返ってくる……が、これには幾度も挫折しているので、「も少し入りやすいものを」リクエストしたら、これになった。 本書の特徴は、「つながり」。アラカルト方式を改め、高校数学の体系を一本化しているという。なるほど、上巻の「数と式」の和と差の積の形に半ば強引に持ち込むテクは、下巻の積分の展開でガンガン使うし、図形と関数はベクトルと行列の基礎訓練だったことに気づかされる。ベクトルが行列に、行列が確率行列に、さらに行列がθの回転運動や相似変換に「つながっている」ことが「分かった」とき、目の前がばばばーーーっと広がり、強制覚醒させられる。 上巻 1章 数と式 2章
ザ・ロード [著]コーマック・マッカーシー[掲載]2008年6月29日[評者]鴻巣友季子(翻訳家)■世界は終わり、荒涼とした道を淡々と 荒涼、沈黙、神なき世界。父と息子は冬にそなえて南へと向かう。空には雲がたれこめ、寒さが募る。荒れた庭で死んだライラックの枝がもつれあい、去っていった息子の母は夢に現れるのみ。家のポーチには何年も前に死んだ男が座り、人食の〈野蛮人〉が襲いくる。生き残ったわずかな人々は限りある資源をめぐって殺しあう。 ピンチョン、デリーロらと並ぶ大作家マッカーシーの最新作は、なにかカタストロフィが起きた後の終末世界の物語である。具体的な経緯はいっさい説明されない。大惨事後に生まれた少年は、野生のキノコをごちそうとして食べ、不満も漏らさないが、世界の深い絶望をおそらく本能的に分かっているのだ。そんな息子を守るために、父は一刻一刻を生き延びようとする。「火を運ぶ者」として。 19
日本にはない独特の雰囲気を持った欧米の本屋いろいろ 本好きの人は最新刊を待ちわびていることと思いますが、古い本にも古いなりの良さがありますよね。 古い書物を手にとりたくなるような、欧米ならではの雰囲気を持った本屋をご紹介します。 1. Le Bal des Ardents フランス・リヨンにある本屋の入り口だそうです。本が2重3重に積みあがったアーチになっていて、通り抜けるのにドキドキしそう。 興味津々の女の子。でも危ないから抜いちゃダメ。 2. Acqua Alta イタリア・ベネチア。およそ本屋とは思えない雑然とした陳列ですが、雰囲気ありますよね。 3. The Book Barn アメリカ・コネチカット州の本屋。 物置や納屋のような建物になっています。 4. The Selexyz Bookstore オランダ・マーストリヒトの本屋。 教会の中にあり、祭壇やコーヒーショップと一体にな
人気作家の書き下ろし作品と入浴剤がセットになった「ほっと文庫」が、2011年8月3日(水)より順次発売されることが分かりました。 これはバンダイと角川書店のコラボレーション企画で、有川浩やあさのあつこ、森見登美彦、赤川次郎、桐生操、西加奈子といった人気小説家6名が、それぞれの入浴剤の香りに合わせて書き下ろした文庫本がついてくるというもの。全国のドラッグストアや量販店、スーパーマーケットの日用品売り場、一部の書店などで販売されていくそうです。 「ほっと文庫」の詳細については以下から。ほっと文庫 | 有川浩ら有名作家の新作書き下ろし小説つき入浴剤 バンダイと角川文庫とのコラボレーション企画として、人気作家の書き下ろし作品と入浴剤がセットになった「ほっと文庫」が発売されることが発表されました。2011年8月3日(水)から順次発売されていくとのこと。価格は各399円(税込)となっています。 セット
第3回ファウスト賞の編集コメント辛辣すぎワロタwwwwww Tweet カテゴリ 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 21:57:43.55 ID:bS5XFvZf0 これは投稿者涙目wwwwwwwwww http://www.bookclub.kodansha.co.jp/magazines/faust6b/comment3.html 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 22:01:20.49 ID:UpnvYlnR0 赤ペン先生みたいな編集だな 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 22:01:27.70 ID:OJFqbin30 一言コメントに色々集約されてるな 結構ちゃんと読んでるのか 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り
小島秀夫監督が“自分の分身のような存在”と評したSF作家,故・伊藤計劃氏とは?「伊藤計劃記録:第弐位相」刊行記念トークショーをレポート ライター:大陸新秩序 2011年4月23日,「『伊藤計劃記録:第弐位相』刊行記念トークショー」が,東京都内のジュンク堂書店 池袋本店にて開催された。 伊藤計劃(いとう けいかく)さんは,KONAMIの「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」のノベライゼーション「メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット」を手がけたSF作家。2007年にオリジナル長編小説「虐殺器官」でデビューし,期待の新人と評されたが,2009年3月に病気により34歳の若さで亡くなった。2008年に刊行されたオリジナル2作目の長編小説「ハーモニー」は,「虐殺器官」とともに伊藤さんの死後も高い評価を得ている。 このトークショーは,伊藤さんの
Jack Kerouac ON THE ROAD 半世紀を経てなお時代の先端を疾走する若者たちの永遠のバイブル、ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』文庫化!さらに、巻物状の草稿版を初訳出した『スクロール版 オン・ザ・ロード』を刊行! 安住に否を突きつけ、若者たちは自由を夢見て終わらない旅に向かう。 『オン・ザ・ロード』 ジャック・ケルアック 著 / 青山南 訳 河出文庫 ケ1-3 ビート・ジェネレーションの誕生を告げ その後のあらゆる文化に決定的な影響を与えつづけた不滅の青春の書『路上』On The Road 青山南氏の新訳で半世紀ぶりに生まれ変わった『オン・ザ・ロード』がついに文庫化! 立ち読みする
<< 中川翔子 インタビュー「塔の上のラプンツェル」公開記念!しょこたんが青空文庫コンテストに応募するなら・・・ | main | Twitter上で読書体験「ツイパブ(β)」公式アカウントでパブーの人気作品紹介 >> プロフィールページに、自分のベスト3を表示できるようになりました。 「ブクログの本棚は、頭の中を見ているようで面白い!」というご意見をよく頂きますが、 好きな本ベスト3はさらに、その人をよくあらわしてしましますよね。(ちょっとドキドキしますが・・・) 皆様がどんな本を登録されるか、ワクワクしております。 ◆登録方法 1 好きな本をブクログで検索してURLの一番最後の数字の部分 (http://booklog.jp/asin/4062748681(AISNコード))をコピーしてください。 ※ISBNコードでも登録可能です。 本のURLはこの部分です。 こちらの最後の数字部分の
相方・マサル君の従兄弟さんから、学生時代に食べた事があるというとても悲惨なお弁当のお話を聞きました。それは、恐怖のゼリー弁当。ある朝、従兄弟さんのお母さんは気をきかせたつもりで手作りゼリーを内緒でお弁当に詰め込み、従兄弟さんに手渡す→そんなことは露知らぬ従兄弟さん、元気よく走って登校→仕切りなしで入っているゼリーは元々ゆるめに作られていたせいもあり、順調にシェイク!シェイク!→学校へ着く頃には、ゆるゆるゼリーは粉々に分解されておかずやご飯へまんべんなくまぶされ、後は出番を待つだけに→お昼時間になってお弁当のフタをあけると、まあなんてことでしょう(劇的ビフォーアフター風)!そこには、専門用語で言う所のコンタミ状態になったカラフルな世界が(以下略。…あまりの惨状に従兄弟さんは泣き出し、その様子を見かねた担任教師はわざわざ自費で菓子パンを買って来てくれたそうです。 どうも、世の中には卵かけご飯弁
既に年が明けて四ヶ月目となり、今さら感溢れるエントリなのですが(去年と同じ書き出し)、2010年に読んだ101冊の小説の中から、面白かった小説ベスト50を決めてみました。 「ベスト50」とか銘打ってるものの、自分的には2010年はかなり沢山本を読んだので、年の始めの頃に読んだ本は正直内容もしっかり覚えてるかどうか怪しかったりとか、昔読んだ本を再読したケースなんかで思い出補正がかかってたり、逆に再読だからこそ辛目の評価になったりとかで、順位はかなり適当なんですけれども。 まあでもこれから読む小説選びの参考にでもなれは幸いです。 ちなみに2010年はホラー小説を比較的多めに、あとはミステリとファンタジー中心に読んでたみたいです。 あと、まともにハードなSF小説をはじめていくつか読んだかもしれない。 50位~41位
11月2~3日にかけて行われたイベントMYSCON12に参加してきました。 今年は例年に比べて参加者が著しく少なく、何とも寂しいことでしたが、企画に関していえば充実していたように思います。 参加者は少ないとはいえ、インタビューの 青崎有吾の他に乾くるみ、霧舎巧、浅暮三文という先生方も来られておりました。 なお、会場となった鳳明館森川別館では架空戦記小説のコンベンション「IFCON」も開催されてた模様。 「架空戦記とミステリ、両方を手掛けた作家といえば霧島那智=若桜木虔がおるなあ。ここはひとつ、タバスコシャワー的な話で交流でも深めるか」と思いつくも、チキンな管理人、実行できず。 続きを読む
「てぶくろ」印税 被災者に 画家の遺族が申し出2011年4月5日絵本『てぶくろ』 出版社:福音館書店 価格:¥ 1,050 絵本『てぶくろ』で知られるロシアの画家E・M・ラチョフの遺族がこのほど、東日本大震災の被災者のため、福音館書店から出ている邦訳の印税を今後1年分寄付すると申し出た。 森に落ちていた手袋の中にさまざまな動物がすみつき、吹雪をしのぐ話で、チェルノブイリ原発事故があったウクライナの民話だ。1965年に翻訳されて以来、ファンが多い。 ラチョフの妻リジアさんから連絡を受けたロシア絵本の研究者、田中友子さんは「避難所で身を寄せ合って寒さに耐える方々に、北国ロシアから届いた声援です」と話している。(白石明彦)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く