民主党鳩山政権はなぜ失敗したのか。いや、まだ失敗していないという意見もあるかとは思う。普天間飛行場の撤去の問題でも、あっと驚くような展開があるかもしれない。いやすでに鳩山政権にはなんどもあっと驚いているのだが、端的に言って、ここまでひどい事態は想定できなかったという驚きのほうだった。どうしてここまでひどいことになってしまったのか。民主党の政治手法そのものに原因があると思う。 鳩山首相のリーダの資質に問題がある、といったことを大手紙やマスコミは指摘するが、私は、構造的な問題が一番大きいと思う。構造というのは、政調を置かなかったことだ。 この問題は、高速道路新料金制度を巡るごたごたのなかで前原国交相が明確に指摘した。TBS「前原国交相、政策決定過程の再検討を」(参照・参照)より。 6月から始まる高速道路の新しい料金制度にからみ、前原国土交通大臣は政府与党の政策決定について、あり方を再検討すべき
英国史上初のテレビ討論会で、大きく流れが変わった(左から順に自民党のクレッグ氏、保守党のキャメロン氏、労働党のブラウン氏)〔AFPBB News〕 英国の総選挙について知っておくべきことは3つある。選挙戦の序盤における有権者の意見の変化は、世論調査の集計が始まって以来、どの時期にも劣らないくらい大きい。状況が概して今のまま推移すれば、第3党である自由民主党が1923年以来最も良い結果を出す。仮にそうなれば、5月6日の選挙は英国の政治のルールを書き換えることになる――ということだ。 さて、ここに4つ目のポイントがある。次に何が起きるのか、誰にも分からないということである。 筆者を含め、評論家は多少どころではない謙虚さと慎重さを示す必要がある。謙虚さが必要なのは、自民党党首のニック・クレッグ氏が政界のロックスターの地位に上り詰めたことで過去の予想が覆されているからだ。慎重さが必要なのは、世論が
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